ゲスト
自社のDX推進とAI浸透を牽引!
タマテクノシステム株式会社 DXチーム 田村さん、堀川さん
メーカー機器を用いた情報設備の提案や、インフラ周りの構築・SI事業を展開する同社にて、DXチームとして生成AIの導入を推進。
社内の業務効率化から新規事業の創出まで、幅広いAI活用を模索している。

この事例のポイント
- 業務ごとのツール乱立と属人化という課題を解決する方法:IT企業として「AIが使えるのが当たり前」の環境を目指し、Taskhubを導入して業務手法の統一を図った
- ツールの利用が定着しないという課題を解決する方法:教育から入る他社ツールではなく、ノーコードで即時利用可能な「完成されたアプリ」であるTaskhubを選定した
- 社長の導入決裁が下りないという課題を解決する方法:就業規則を読み込ませた社則アプリを作成し、社長自身に実際の動作を体験してもらうことで円滑に決裁を獲得した
理解度テストや画像生成の作業時間を3分の1に短縮。効率を2〜3倍に向上
Q. 導入前後を比較して、定性・定量的な面でどのような効果を実感されていますか。
A. テスト作成や資料作成、メール返信にかかる作業時間を半分から3分の1に短縮し、2〜3倍の効率アップを達成
田村さん: 一番の成果は、圧倒的な業務効率化です。情報セキュリティやハラスメント、安全品質に関する理解度テスト作成や資料作成、メール返信などにかかる作業時間が短縮されました。体感値としては、以前に比べてかかる時間が半分から3分の1程度に減っています。これは言い換えると、2倍から3倍の効率アップを実現できている状態です。
ノーコードでアプリ化し、社則を検索。AIの活用フローをどのように整備したのか
Q. 現在はどのような体制で、具体的にどんな業務にTaskhubを活用されているのでしょうか。
A. DXチーム内でテスト問題やスライド用画像を生成し、エージェント機能で就業規則を検索するフローを構築
田村さん: 現在はDXチームという位置付けのメンバー(6名程度)にアカウントを配布し、まずは各個人が自由に活用している段階です。会社として「この機能を使いなさい」という強制はまだしていません。
具体的なユースケースとしては、社内で実施している情報セキュリティやハラスメント、安全品質に関する理解度テストの作成に活用しています。以前は自分で様々な情報を調べ、一から問題を作成して社員に展開していましたが、今はTaskhubに指示を出すだけで、思い通りの問題例がかなりのスピードで上がってきます。他にも、バナーなどのスライド画像生成アプリを使ったり、簡単なメールの返信文の作成を任せたりしています。
堀川さん: ワークフロー機能についてはまだ勉強中の段階ですが、エージェント機能は社則アプリとして日々活用しています。就業規則の中で少し疑問に思ったことなどを、簡単に検索して回答を得られるようにしています。今後の使い方次第では、設計ドキュメントの読み込みや開発のコーディングルールなど、さらに幅広い領域へと活用を広げていけるポテンシャルを感じており、現在その可能性を探っている状態です。
トライアルと社則アプリの実機体験。人や組織ではどのように推進をしたのか
Q. 生成AIを導入することになったきっかけや、選定理由について教えてください。また、決裁の壁はどのように乗り越えたのでしょうか。
A. 教育不要で使えるTaskhubを選定し、エージェントで作った社則アプリを社長に見せて決裁を獲得
田村さん: 以前は、業務ごとに使用するツールや手法がスタッフ間でバラバラになっており、ノウハウが完全に属人化している状態でした。その結果、一つの業務を完了させるのにもかなりの時間を要してしまっていたのが大きな課題でした。世の中の動向を見る中で、「会社としてこの技術を絶対に取り入れていかなければならない」という強い危機感が社長と私たち担当者の中に共通してあり、スモールスタートで導入プロジェクトが動き出しました。
堀川さん: 他社のサービスは、「まずは教育から入り、そこから必要なアプリをどう作るか考えましょう」というアプローチが主流でしたが、Taskhubの場合は、すでにツールやアプリとして出来上がった状態で提供されていたのが大きな違いでした。当社はまだAIが全く浸透していない状態でしたので、ノーコードで簡単に業務に組み込める使いやすさが非常に魅力的でした。また、裏側のプロンプトの中身が簡単に見えるため、ただ使うだけでなく、AIに対する知識自体も深まっていく設計になっていた点が、とっかかりとして最適でした。 田村さん: 担当者から機能をご説明いただき、トライアル期間中は、日々の資料作成やリーガルチェックの業務などで実際に使ってみて検証を進めました。
セキュリティ面に関しては、「入力した情報が外部の学習データとして漏れることはない」としっかりご説明いただき、それが大きな安心材料になりました。そして何より決裁の決め手となったのは、エージェント機能を使って自社の社則アプリを作成したことです。社長自身がその社則アプリの動きを実際に見て、「これなら使える」と納得してくれたため、非常にスムーズに決裁が下りました。
今後の展望:全社浸透を進め、提案資料の即時作成や音声サンプル提供による売上貢献を目指す
Q. 今後の全社展開へのステップや、これから生成AIを導入する企業へのアドバイスをお願いします。
A. 下流の工事部門まで利用を広げ、提案資料の自動化やTTS機能を通じた売上貢献に直結する仕組みを構築
田村さん: 今直面している最大の課題は、DXチームで実感しているこの業務効率化を、いかにして社内全体に展開していくかです。これから先、生成AIを「使える人」と「使えない人」の差がどんどん開いていくはずです。IT企業としてAIを使えるのが当たり前の状態にするため、早めに社内へ浸透させたいと考えています。
今後は各顧客向けの統計データ資料を簡単なフォーマットに落とし込み、提案書やプレゼン資料としてすぐに作成できるような仕組みを考えています。今はシステム要件をまとめたり企画を練ったりする上流工程での活用を進めていますが、Taskhub公式の議事録アプリを活用し、ヒアリングした内容から企画書のたたき台を自動で作成するといった使い方も進めていけると感じています。
次のステップとしては、AI活用による効率化を具体的に数値化し、上流工程だけでなく下流の工事部門にまで当てはめられるかを検証します。そして最終的には、TTS(音声合成)機能を活用したコールセンター向け音声サンプルの提供など、生成AIを使って売上貢献に直結する仕組みを作りたいと考えています。
堀川さん: これから導入を検討する企業には、Taskhubのように機能が柔軟に改善・追加されていくシステムを強くお勧めします。相談に対するレスポンスの早さも非常に大きかったです。社内での検討をじっくり進めることができました。