ゲスト
株式会社角産 システム担当 荒井さん
住宅設備業界の企業にてシステム担当を務める。社長の強い意向を受け、社内のAI導入プロジェクトを推進。展示会での情報収集からトライアル環境の構築、検証までを担当。他のAIツールと比べ、手軽に運用を開始できること(無償トライアルあり・初期費用ゼロ・最低アカウント数の制約なし)が決め手となり、Taskhubを導入した。現在は事務部門を中心とした業務標準化に取り組んでいる。

この事例のポイント
- コストの壁で導入が進まないという課題を解決する方法:初期費用なしのトライアルを活用し、社長に実際の動作画面(実機デモ)を見せることで即座に決裁を得た
- 議事録の品質にバラつきがあるという課題を解決する方法:Taskhubでの議事録作成を定着させ、情報の網羅性を高めることで添削側の負担軽減と標準化を実現した
議事録作成の属人化を解消。抜け漏れがなくなり添削側の負担を軽減
Q. 生成AI(Taskhub)の導入によって、どのような効果や成果が得られましたか?
A. 議事録の品質を標準化し、小さな打ち合わせの記録化と添削側の負担軽減を実現
荒井さん: 現在最も効果を実感し、頻繁に使っているのは議事録の作成です。以前であればわざわざ議事録を取っていなかったような小さな打ち合わせであっても、Taskhubを使うことで手軽に記録を残せるようになりました。社外との打ち合わせでも手軽に議事録を取れるようになり、トラブル時の「言った言わない」を予防できるようになりました。
また、議事録の質は確実に上がったと感じています。以前は人によって内容にバラつきがありましたが、AIを使うことで情報に漏れがなくなり、網羅的に記録できるようになりました。その結果、みんなが同程度のクオリティでアウトプットを出せるようになり、後から確認して添削する側の負担が非常に軽くなりました。時間の短縮というよりも、品質の標準化という面で大きなメリットを感じています。
プロンプトによる回答の違いに気づく。AIの活用フローをどのように整備したのか
Q. 具体的にTaskhubを選定した理由や、活用する中で得られた気づきについて教えてください。
A. 事務部門での汎用性の高さに魅力を感じ、Taskhubのアプリ機能でプロンプトの重要性を実感
荒井さん: Taskhubを選んだ一番の理由は、生成AIに慣れておらずプロンプトの書き方が分からない人でも、便利に使えるシステムだと感じたからです。まずは全社の事務作業の中で、皆が使えるようにしていくことを目指しています。
また、システムを使う我々にとっても大きなメリットがありました。それは、プロンプトの投げ方一つで返ってくる答えが全く違うということに気づけた点です。一般的なGeminiなどをそのまま使って自分でプロンプトを書いた時と、Taskhubのアプリ機能などを通して返ってきた答えを比較すると、内容が大きく異なっていました。議事録の作成などにおいて「プロンプトが非常に大事だ」と実感できたことは、Taskhubを入れて得られた大きな収穫でした。
コストの壁と現場適用の判断。人や組織ではどのように推進をしたのか
Q. 導入に至るまでの背景や、社内の決裁などでぶつかった壁はどのように乗り越えられたのでしょうか。
A. 無償トライアルあり、初期費用ゼロでミニマムスタートできたため、話がスムーズに進んだ
荒井さん: 最も大きな導入のきっかけは、社長が生成AIに強い興味を示していたことです。まだFAXで納期回答を行っているようなアナログな業界ですが、そんな自社でもAIを使えないか?という話が持ち上がりました。
導入の検討を進める中で一番の壁になったのはコストです。生成AI系のシステムは軒並みコストが高いという課題がありました。その中でTaskhubは、イニシャルコストがかからずトライアルができた点が非常に大きかったです。
実際に私が取り組んだこととしては、Taskhubの実際の動作を社長や他の社員に見てもらい、「こういう画面でこういうことができます」と具体的に提示しました。すでに社長が興味を示していたこともあり、実際の画面を見せて「使ってみたい」と言っていただき、その場ですぐにOKが出ました。やはり、実物を見てもらうことが最も効果的だったと感じています。
今後の展望:ペーパーレス化の推進と、極めて属人化している配車業務へのAI適用
Q. 今後、貴社においてどのような業務にAIを活用していきたいとお考えですか。また読者へのメッセージをお願いします。
A. アナログなFAX業務のペーパーレス化と、経験が必要な配車業務の最適ルート計算にAIを活用
荒井さん: まだ入れたばかりなので具体的な展望はこれからですが、依然としてFAXを送る文化が普通に残っているなど、現場にはアナログな仕事が多いのが実情です。そのため、まずはペーパーレス化などに使っていきたいと思っています。
また、配車業務については非常に属人化が進んでいる領域なので、AIが一番入りやすい部分だと感じています。この荷物はこのお客さんに、このドライバーしか持って行ってはいけないという制約や、道の混雑状況を避けるルート選び、さらには「このお客さんは急いでいるから一番初めに通るようにする」といった複雑な条件が絡み合います。これらを満たした上で、どのドライバーがどの順番で届けるかというルートを作るのは、ある程度の経験がないとできない仕事になっているため、そこへAIを適用したいです。
生成AIは、実際に触ってみれば分かるのですが、使い方次第で自分が期待しているよりもはるかにすごいものができるツールだと実感しています。そのため、早めに導入しないと損をしてしまうと思います。働き手不足による人件費アップは、我々の業界に限らず今後の共通課題です。とはいえ、実際の業務をAIに置き換えるには時間がかかります。だからこそ、生成AIは今から使い始めるべきだと考えています。