n8nとは?使い方・料金・事例5選を解説【Zapierとの違いも】

「ZapierやMakeを使っているけど、料金が高い…」

「もっと複雑なワークフローを、ローコードで自由に自動化したい」

「話題のAIエージェントとSaaSを連携させる方法を知りたい」

こういった悩みや関心を持っている方もいるのではないでしょうか?

本記事では、オープンソースの自動化ツール「n8n」について、その概要から具体的な使い方、料金、活用事例までを網羅的に解説します。

ZapierやMakeとの違いにも触れながら、n8nがどのようなツールなのかを徹底的に掘り下げました。

業務の自動化や効率化に関心のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

n8n(エイトエヌ)とは?できることや特徴を解説

はじめに、n8nがどのようなツールなのか、その全体像を解説します。

主なポイントは以下の通りです。

  • ワークフローを自動化するツールであること
  • オープンソースでカスタマイズ性が高いこと
  • セルフホストとクラウド版が選べること
  • AIエージェントとの連携が強力であること

それでは、1つずつ順に見ていきましょう。

n8nはワークフローを自動化するツール

n8n(エイトエヌ)とは、異なるアプリケーションやサービスを連携させ、定型業務のワークフローを自動化するためのツールです。

こちらは、n8nの公式サイトです。ツールの概要や最新の機能について確認できます。 合わせてご覧ください。 https://n8n.io/

一般的にiPaaS(Integration Platform as a Service)と呼ばれる領域のソフトウェアで、ZapierやMake(旧Integromat)の競合とされています。

最大の特徴は、ノーコード(コードを書かない)とローコード(最小限のコード)の両方に対応している点です。

ドラッグ&ドロップのビジュアルエディタで直感的に自動化フローを組めるだけでなく、必要に応じてJavaScriptコードを記述したり、カスタムのノード(機能部品)を作成したりできます。

これにより、単純なタスク連携から、複雑なデータ処理や条件分岐を含む高度な自動化まで、幅広いニーズに対応可能です。

「このサービスとあのサービスを、こんな条件で連携させたい」という、かゆいところに手が届く自動化を実現します。

n8nでできること(自動化の具体例)

n8nを使うと、日常のさまざまな手作業を自動化できます。

数百以上のサービス(ノード)がプリセットで用意されており、APIが公開されているサービスであればHTTP Requestノードを使ってほぼ全てのサービスと連携可能です。

具体的には、以下のような自動化が実現できます。

  • 通知の自動化:Gmailで特定のメールを受信したら、その内容を要約してSlackやTeamsに通知する。
  • データ同期:Shopifyで注文が入ったら、注文情報を自動でGoogle SheetsやNotionのデータベースに転記する。
  • コンテンツ生成:Webhookでデータを受け取り、OpenAI (ChatGPT) でブログ記事を生成させ、WordPressに下書きとして保存する。
  • 開発プロセスの自動化:GitHubで新しいIssueが作成されたら、TrelloやAsanaにタスクカードを自動で作成する。
  • データ収集:特定のWebサイトの情報を定期的にスクレイピングし、価格変動などを監視してデータベースに保存する。

これらはほんの一例です。アイデア次第で、あらゆる業務の効率化を図ることができます。

ChatGPTでブログ記事を作成するための具体的なプロンプトや活用事例については、こちらの記事で詳しく解説しています。 合わせてご覧ください。

n8nの主な特徴とメリット

n8nが他の自動化ツールと一線を画す、主な特徴とメリットを3点紹介します。

これらの特徴が、特に開発者やコスト意識の高い企業から支持されている理由です。

特徴1:オープンソースでカスタマイズ自由

n8nはオープンソースソフトウェア(OSS)です。

ソースコードが公開されており、誰でも無料で利用し、改変することができます。

これにより、自社の特定の要件に合わせて機能をカスタマイズしたり、独自の連携ノード(コミュニティノード)を開発したりすることが可能です。

他のSaaS型自動化ツールでは「この機能が少しだけ足りない」「この連携がサポートされていない」といった制約にぶつかることがありますが、n8nならエンジニアリングの力でその壁を乗り越えられる可能性があります。

また、活発なコミュニティが存在し、フォーラムやGitHubで情報交換が行われているため、問題解決のヒントを得やすいのも強みです。

特徴2:セルフホスト(ローカル)とクラウド版を選べる

n8nは、2つの異なる利用形態を提供しています。

1つは「セルフホスト版」です。

オープンソースであるため、自社のサーバーやローカルPC(Dockerやnpmを利用)にn8nをインストールして運用できます。

この場合、n8nのソフトウェアライセンス費用は基本的に無料です(サーバー維持費は除く)。

データを外部に出したくないという厳しいセキュリティ要件を持つ企業や、大量の自動化をコストを抑えて実行したい場合に最適です。

もう1つは「n8n Cloud」です。

n8n公式が提供するクラウド版(SaaS)で、サーバーのセットアップや保守運用を一切気にすることなく、サインアップ後すぐに利用を開始できます。

手軽に始めたい場合や、インフラ管理のリソースがない場合に適しています。

特徴3:AIエージェント(n8n ai)との連携機能

n8nは、AI機能との連携に非常に力を入れています。

特に「n8n ai」と呼ばれる機能群により、ChatGPT (OpenAI) やClaude、Google Geminiなどの大規模言語モデル(LLM)をワークフローに組み込むのが容易です。

LLM(大規模言語モデル)については、こちらの記事でChatGPTとの違いや代表的なモデルを詳しく解説しています。 合わせてご覧ください。

単にAIを呼び出すだけでなく、AIが自律的に判断し、次のアクション(ノード)を選択するような「AIエージェント」に近いワークフローを構築できます。

例えば、「受信したメールの意図をAIに解釈させ、内容に応じて『返信案を作成する』『データベースを検索する』『担当者に通知する』といった異なるタスクを自動で実行させる」といった高度な自動化が可能です。

これにより、n8nは単なるタスク連携ツールを超え、知的な業務自動化プラットフォームとして機能します。

n8nの基本概念(仕組み)

n8nの「ノード」や「トリガー」といった基本コンポーネントについて、公式ドキュメントで詳しく解説されています。 合わせてご覧ください。 https://docs.n8n.io/workflows/components/nodes/

n8nで自動化ワークフローを構築する上で、知っておくべき3つの基本概念があります。

「ワークフロー」「ノード」「トリガー」です。

これらを理解することで、n8nの操作がスムーズになります。

ワークフロー (Workflow) とは

ワークフローは、n8nにおける自動化プロセス全体のことを指します。

日本語に訳すと「作業の流れ」です。

n8nのビジュアルエディタ(キャンバス)上で、複数の「ノード」を線でつないで作成します。

例えば、「Gmailでメール受信」→「内容をAIで要約」→「Slackに通知」という一連の流れ全体が、1つのワークフローとなります。

ワークフローは、特定の「トリガー」によって開始され、定義された「ノード」の処理を順番に実行していきます。

保存したワークフローは、手動で実行(Test)することも、トリガーによって自動実行(Active)することもできます。

ノード (Node) とは

ノードは、ワークフローを構成する個々のアクション(処理)の単位です。

「Gmailのメールを読み込む」「Google Sheetsに書き込む」「IF文で条件分岐する」「HTTPリクエストを送る」など、具体的なタスクを実行する機能部品と考えると分かりやすいでしょう。

n8nには、Slack、Google、OpenAI、Shopifyといった主要なSaaSに対応したノードが多数用意されています。

これらのノードをキャンバス上にドラッグ&ドロップし、それぞれに必要な設定(APIキーの認証、処理内容の指定など)を行い、ノード同士を線でつなげていくことでワークフローを構築します。

データは、ノードからノードへとJSON形式で受け渡されていきます。

そのため、ローコードの知識(特にJSONのデータ構造)があると、より複雑な処理を実装できます。

トリガー (Trigger) とは

トリガーは、ワークフローを開始させる「きっかけ」となる特別なノードです。

すべてのワークフローは、必ず1つのトリガーノードから始まります。

トリガーにはいくつかの種類があります。

  • Webhookトリガー:外部サービスから特定のURLにデータが送信された(Webhookが叩かれた)ら、ワークフローを開始します。
  • スケジュールトリガー (Cron):「毎日午前9時」「10分ごと」など、設定したスケジュールに基づいて定期的にワークフローを開始します。
  • サービス連携トリガー:「Gmailに新しいメールが届いたら」「Google Sheetsに新しい行が追加されたら」など、特定のアプリのイベントを監視し、それをきっかけに開始します。
  • 手動トリガー (Manual):ボタンをクリックして手動でワークフローを開始します。テスト実行などで使われます。

どのような自動化を行いたいかに応じて、適切なトリガーを選択することが、ワークフロー設計の第一歩となります。

n8nの料金体系|無料プランと有料版(クラウド)の違い

n8nの料金体系について解説します。

こちらは、n8n Cloudの最新の料金プランを掲載している公式サイトです。実行回数や機能の詳細を確認できます。 合わせてご覧ください。 https://n8n.io/pricing/

n8nには、前述の通り「セルフホスト版」と「クラウド版」があり、それぞれ料金体系が大きく異なります。

※料金は2025年11月現在の情報です。

無料で使えるセルフホスト版(ローカル)

セルフホスト版は、n8nのソフトウェア自体はオープンソースライセンス(n8n Community License)のもと、無料で利用できます。

Dockerやnpmを使って、自前のサーバーやローカルPC、またはAWSやGCPなどのクラウドインフラ上に自由にインストールして運用可能です。

実行回数やワークフロー数、ユーザー数にソフトウェア的な制限はありません。

ただし、n8nを稼働させるためのサーバー費用や、インストール、アップデート、セキュリティ管理といった保守運用のコスト(人的コスト含む)は自己負担となります。

技術的な知識があり、インフラを自己管理できる環境にある場合、またはデータを外部に置けない場合には、最もコストパフォーマンスの高い選択肢です。

クラウド版(n8n Cloud)の料金プラン

手軽に始めたい、インフラ管理の手間をなくしたい場合は、公式が提供する「n8n Cloud」が適しています。

n8n Cloudには、残念ながら無料プランは存在しません。

以前は存在していましたが、現在は有料プランのみとなっています。

主な有料プランは以下の通りです(年払いの場合の月額換算)。

  • Starterプラン:月額20ユーロ。月間2,500回のワークフロー実行が可能です。個人利用や小規模な自動化テストに適しています。
  • Proプラン:月額50ユーロ。月間10,000回の実行が可能で、複数のユーザー(チーム)での利用や、より高度な機能(Git連携によるバージョン管理など)が利用できます。
  • Enterpriseプラン:料金は要問い合わせ。さらに大規模な実行、高度なセキュリティ要件(SSOなど)、SLA(サービス品質保証)が必要な大企業向けのプランです。

クラウド版は、実行回数(Execution)に基づいて課金されるため、どれくらいの頻度で自動化を実行するかに応じてプランを選択する必要があります。

無料トライアルでできること

n8n Cloudには無料プランはありませんが、14日間の無料トライアルが提供されています。

無料トライアル期間中は、有料のStarterプランやProプランの機能を、実行回数の制限付きで試すことが可能です。

n8nの操作感や、連携したいサービスとの接続テスト、基本的なワークフローの構築などを、サーバーを立てることなくすぐに試すことができます。

まずはこの無料トライアルを利用して、n8nが自分のニーズに合っているかを確認し、本格的に利用するならクラウド版を契約するか、セルフホスト版に移行するかを判断するのが良いでしょう。

n8nと他ツールの違いを比較(Zapier・Makeなど)

n8nがどのようなツールか、料金体系とともに解説しました。

ここでは、他の主要な自動化ツールである「Zapier」「Make」「Power Automate」とn8nを比較し、それぞれの違いとn8nが優れている点を明らかにします。

n8nとZapierの比較(料金・自由度)

Zapierは、iPaaS界のリーダー的存在で、連携可能なアプリ数が圧倒的に多く、誰でも簡単に自動化を始められる点が強みです。

こちらは、第三者のレビュープラットフォーム「G2」によるn8nとZapierの比較ページです。セットアップの容易さや機能に関するユーザーレビューが確認できます。 合わせてご覧ください。 https://www.g2.com/compare/zapier-vs-n8n

n8n vs Zapier の比較:

  • 料金:Zapierは実行する「タスク数」(ステップ数)で課金され、料金が比較的高額になりがちです。n8nはセルフホストなら実質無料(インフラ費のみ)、クラウド版でも実行回数ベースのため、Zapierよりコストを抑えられるケースが多いです。
  • 自由度・カスタマイズ性:Zapierはノーコードでシンプルさが売りですが、複雑な分岐やデータ処理は苦手です。n8nはローコードに対応しており、JavaScriptコードを挿入したり、ノードを自作したりできるため、カスタマイズの自由度が圧倒的に高いです。
  • 使いやすさ:初心者にとってはZapierの方が直感的で分かりやすいUIを提供しています。n8nは多機能な分、少し学習コストがかかります。

n8nとMake (旧 Integromat) の比較

こちらは、「G2」によるn8nとMake(旧Integromat)の比較ページです。使いやすさやデータ変換機能について、実際のユーザー評価を比較できます。 合わせてご覧ください。 https://www.g2.com/compare/integromat-by-celonis-make-vs-n8n

Make(旧Integromat)は、n8nと同様にビジュアルなインターフェースで複雑なワークフローを組めることが特徴で、n8nとよく比較されます。

n8n vs Make の比較:

  • UIと操作性:Makeはシナリオ(ワークフロー)が視覚的に非常に分かりやすく、ノーコードで複雑な分岐やループ処理を組みやすいのが特徴です。n8nもビジュアルですが、データ(JSON)の流れを意識した設計が求められるため、Makeより少し開発者寄り(ローコード寄り)とされています。
  • 料金:料金体系は両者とも比較的安価ですが、n8nには「セルフホスト」という無料の選択肢がある点が大きな違いです。
  • 自由度:Makeも高機能ですが、n8nはオープンソースであるため、機能のカスタマイズやセルフホストという点で、n8nに軍配が上がります。

n8nとPower Automateの比較

Power Automate(旧Microsoft Flow)は、Microsoftが提供する自動化ツールです。

n8n vs Power Automate の比較:

  • 連携の強み:Power Automateは、Office 365(Excel, Outlook, Teams, SharePointなど)やAzureといったMicrosoft製品群との連携が圧倒的に強力です。n8nは、OSS(オープンソース)やSaaS全般、特に開発者ツール(GitHub, GitLab)やAI(OpenAI)との連携に強みがあります。
  • エコシステム:Power AutomateはWindowsデスクトップの操作を自動化するRPA機能(Power Automate Desktop)も内包しています。n8nは、基本的にAPIベースのWebサービス連携(iPaaS)に特化しています。
  • ライセンス:Power AutomateはMicrosoft 365のライセンスに含まれている場合も多く、導入のハードルが低いケースがあります。n8nは独立したツールです。

結局どれを選ぶべき?n8nがおすすめな人

これらの比較を踏まえ、n8nは以下のような人に特におすすめです。

  • エンジニア・開発者:APIやJSON、JavaScriptの知識があり、ローコードで自由に自動化をカスタマイズしたい人。
  • コストを最小限に抑えたい人:セルフホスト環境を構築・運用できるスキルがあり、実行回数を気にせず無料で使いたい人。
  • データを外部に出したくない企業:セキュリティポリシー上、データを自社サーバー内で完結させたい(セルフホストしたい)企業。
  • AIエージェントなど最新技術を使いたい人:OpenAIやLLMと連携した、高度で知的な自動化ワークフローを構築したい人。

逆に、プログラミング知識が全くなく、手軽にSaaS連携だけを行いたい場合は、まずZapierやMakeから試してみるのが良いかもしれません。

n8nの始め方|導入方法と初期設定

n8nを始めるには、前述の「クラウド版」と「セルフホスト版」の2つの方法があります。

それぞれの導入方法と初期設定について解説します。

クラウド版(n8n cloud)の登録と始め方

最も手軽にn8nを体験できる方法です。サーバーの準備やインストール作業は一切不要です。

  1. 公式サイトにアクセス:n8nの公式サイト(n8n.io)にアクセスし、「Start free trial」などのボタンからサインアップページに進みます。
  2. アカウント作成:メールアドレスとパスワードを設定するか、GoogleやGitHubアカウントで登録します。
  3. チーム・プロジェクト設定:簡単なアンケート(用途など)に答えると、ワークスペース(プロジェクト)が作成されます。
  4. ダッシュボードへ:登録が完了すると、すぐにn8nのダッシュボード(Workflow画面)にアクセスできます。14日間の無料トライアルが開始されます。

この方法なら、わずか数分でn8nを使い始めることができます。

まずは操作感を試したいという方に最適です。

セルフホスト版(ローカル)のインストール方法 (Docker/npm)

技術的な知識があり、コストを抑えたい、またはデータを内部で管理したい場合は、セルフホスト版をインストールします。

推奨されているのはDockerを使った方法です。

Docker (推奨) でのインストール:

Dockerがインストールされている環境(ローカルPC、VPS、自社サーバーなど)で、以下のコマンドを実行するのが最も簡単な方法です。

こちらは、n8n公式が推奨するDocker Composeを使用したサーバーセットアップの詳細な手順を解説したドキュメントです。 合わせてご覧ください。 https://docs.n8n.io/hosting/installation/server-setups/docker-compose/

docker run -it --rm --name n8n -p 5678:5678 -v ~/.n8n:/home/node/.n8n n8nio/n8n

このコマンドは、n8nのDockerイメージを取得し、コンテナを起動します。

起動後、ブラウザで http://localhost:5678 にアクセスするとn8nの画面が表示されます。

(データを永続化するためには、-v オプションでボリュームをマウントすることが重要です)

npm (Node.js) でのインストール:

Node.js (npm) がインストールされている環境でも実行できます。

npm install n8n -g

n8n

上記のコマンドでn8nがグローバルインストールされ、起動します。

セルフホスト版は、起動後に管理者アカウントの作成が必要です。

また、本番環境で運用する場合は、HTTPS化(SSL対応)、データベース(PostgreSQLなど)の別途設定、バックアップなどのインフラ管理が必須となります。

n8nの基本的な使い方・実践

n8nの環境が整ったら、実際にワークフローを作成してみましょう。

ここでは、n8nの操作に慣れるための基本的な使い方を解説します。

【実践】Webhookでテスト実行する手順

Webhookは、外部からデータを受け取るための最も基本的なトリガーの一つです。

  1. ワークフローを新規作成:ダッシュボードで「Add workflow」をクリックし、空のキャンバスを開きます。
  2. トリガーノードの追加:最初の「+」ボタンをクリックし、検索窓で「Webhook」と入力して選択します。
  3. Webhook URLの確認:Webhookノードが作成されます。ノード内に「Test URL」または「Production URL」が表示されます。まずは「Test URL」をコピーします。
  4. テスト実行 (Listen):Webhookノードの「Test workflow」または「Listen for test event」ボタンをクリックします。n8nがデータ受信待機状態になります。
  5. Webhookの実行:コピーしたURLに対し、別のブラウザタブやツール(Postmanなど)からアクセス(GETリクエスト)するか、curlコマンドでデータを送信(POSTリクエスト)します。(例: curl -X POST -H “Content-Type: application/json” -d ‘{“name”:”test”}’ [コピーしたURL])
  6. データの確認:n8n側でデータが受信されると、待機状態が終了し、受信したデータ(JSON)がノードの出力として表示されます。

これで、外部からのデータをn8nで受け取ることができるようになりました。

【実践】「Hello from n8n!」フローの作成

次に、受け取ったデータを使って簡単な処理を実行してみましょう。

  1. Webhookノードの後にノードを追加:先ほどのWebhookノードの右側にある「+」ボタンをクリックします。
  2. Set (Edit Fields) ノードの追加:検索窓で「Set」または「Edit Fields」と入力し、選択します。このノードはデータを加工・設定するためのノードです。
  3. データの設定:Setノードの設定画面が開きます。「Keep Only Set」を「false」(デフォルト)のまま、「Mode」を「Append」(追加)にします。「Values to Add or Update」で「Add Value」をクリックし、「String」(文字列)を選択します。「Name」(キー名)に message と入力します。「Value」(値)に Hello from n8n! と入力します。
  4. テスト実行:Setノードの「Test step」ボタンをクリックします。前のWebhookノードのテストデータ(入力)を受け取り、それに message というキーと値を追加した結果(出力)がJSONで表示されれば成功です。

テンプレート(Workflows)の活用方法

n8nには、さまざまなユースケースに対応した豊富なワークフローのテンプレートが用意されています。

ゼロから作らなくても、これらを活用することで効率的に自動化を始めることができます。

  1. テンプレートの検索:n8nのダッシュボードの左側メニューから「Templates」または「Workflows」を選択します。(または、n8n.ioの公式サイトのWorkflowsページ)
  2. キーワードで検索:「Slack Google Sheets」や「OpenAI」など、連携したいサービス名や目的で検索します。
  3. テンプレートの使用:使いたいテンプレートを見つけたら、「Use this workflow」や「Copy workflow」をクリックします。
  4. ワークフローのインポート:テンプレートのJSONデータがクリップボードにコピーされるか、n8n Cloudの場合は自動でワークフローが作成されます。セルフホスト版の場合は、空のワークフローを開き、キャンバス上でペースト(Ctrl+V)すると、テンプレートが展開されます。
  5. 認証情報の設定:インポートしたワークフローには、各サービス(SlackやGoogle Sheetsなど)の認証情報(APIキーやOAuth)が設定されていません。各ノードを開き、必要な認証情報を設定(Credentials)して、ワークフローを有効化(Active)してください。

n8nの主要機能(代表的なノード)の使い方

n8nで複雑なワークフローを組むためには、SaaS連携ノード以外にも、データを制御するためのユーティリティノードを使いこなす必要があります。

ここでは代表的な4つのノードを紹介します。

IFノード(条件分岐)

IFノードは、ワークフローに「もしAならばB、そうでなければC」といった条件分岐を加えるためのノードです。

プログラミングにおけるIF文に相当します。

例えば、Webhookで受け取ったデータに「緊急」という文字が含まれているかどうかを判定します。

IFノードの設定で、入力データの特定のキー(例: {{ $json.subject }})に対して、「Contains」(含む)という条件と、値「緊急」を指定します。

IFノードは、「true」(条件に一致)と「false」(不一致)の2つの出力パスを持ちます。

trueの先には「Slackでメンション通知する」ノードをつなぎ、falseの先には「データベースに記録するだけ」のノードをつなぐ、といった制御が可能になります。

HTTP Requestノード(API連携)

HTTP Requestノードは、n8nが標準でノードを提供していないサービスや、独自の社内システムと連携したい場合に使う、非常に強力なノードです。

指定したURLに対して、GET, POST, PUT, DELETEなどのHTTPメソッドでリクエストを送信し、APIを直接呼び出すことができます。

例えば、特定の天候APIを呼び出して天気の情報を取得したり、自社開発したAPIを叩いてデータを登録したりできます。

リクエストヘッダー、クエリパラメータ、ボディ(JSONなど)を柔軟に設定でき、前のノードから受け取ったデータを動的に埋め込む({{ $json.body.id }} のように)ことも可能です。

このノードがあるおかげで、n8nは「APIがあるものなら何でも連携できる」と言えます。

Edit Fields (Set) ノード(データ加工)

Edit Fieldsノード(旧Setノード)は、データの追加、変更、削除、名前の変更など、データ(JSON)を柔軟に加工するためのノードです。

例えば、前のノードから受け取ったデータ(入力)には firstName と lastName しかない場合に、このノードで2つを結合して fullName という新しいキーを作成することができます。

また、不要なキー(個人情報など)を削除したり、後続のノードで使いやすいようにキー名を変更したり(例: user_id を id にリネーム)することも可能です。

ワークフロー間でデータを正確に受け渡すために、データの「整形」を行う、地味ですが非常に重要なノードです。

Mergeノード(データ統合)

Mergeノードは、異なる処理パスから来た2つ以上のデータ(JSON)を1つに統合するためのノードです。

例えば、IFノードで分岐した処理が、最終的に合流して共通の処理(Slack通知など)を行う場合に使います。

また、「データベースAから顧客情報を取得」し、「データベースBから購入履歴を取得」した2つのデータを、顧客IDをキーにして1つのデータに「マージ(結合)」する、といった高度な使い方も可能です。

データの結合方法(Merge By Key, Appendなど)を細かく指定でき、複雑なデータ連携を実現する上で欠かせません。

n8nの具体的な活用事例5選

n8nを使ってどのような業務自動化が実現できるのか、具体的な活用事例を5つ紹介します。

これらを参考に、ご自身の業務に置き換えてみてください。

事例1:Slack通知とGoogle Sheetsの連携

最も一般的で、すぐに効果を実感できる自動化の一つです。

  • トリガー: Google Formsで問い合わせが送信される。
  • ワークフロー:
    1. Google Sheetsにデータが追加される(フォームの回答)。
    2. n8nがGoogle Sheetsの更新を検知(トリガー)。
    3. 取得した回答内容(氏名、問い合わせ内容)を整形。
    4. Slackの特定のチャンネル(例: #support)に「新しい問い合わせが来ました」と内容を通知する。

これにより、問い合わせの見逃しを防ぎ、チーム全体で迅速に対応できるようになります。

逆(SlackからGoogle Sheetsへ)も可能です。

事例2:ShopifyとNotionの連携(EC運用)

ECサイトの運用を効率化する事例です。

  • トリガー: Shopifyで新しい注文が入る。
  • ワークフロー:
    1. n8nがShopifyの注文イベントをWebhookで受信。
    2. 注文情報(顧客名、商品、金額)を取得。
    3. Notionの「受注管理データベース」に新しいページを作成し、取得した情報を各プロパティに自動で入力する。
    4. さらに、在庫管理や顧客サポートの担当者にSlackで通知する。

これにより、受注処理の手作業がなくなり、注文データをNotionで一元管理できるようになります。

事例3:WebhookとOpenAIの連携 (n8n ai)

n8nのAI連携機能(n8n ai)を活用した高度な事例です。

  • トリガー: Webhookで、ブログ記事の「タイトル案」と「キーワード」のデータを受け取る。
  • ワークフロー:
    1. Webhookでデータを受信。
    2. n8n aiの「AI Agent」ノードを使用。
    3. AI Agentに「受け取ったタイトルとキーワードを基に、SEOに強いブログの導入文と見出し構成を生成してください」という指示(プロンプト)を与える。
    4. OpenAI (GPT-4など) が実行され、結果が生成される。
    5. 生成されたテキストを、WordPressノードを使ってWordPressサイトに下書きとして自動投稿する。

コンテンツ制作プロセスを大幅に効率化できます。

事例4:GitHubとCI通知の連携

開発チーム向けの自動化事例です。

  • トリガー: GitHubリポジトリに新しいプルリクエスト(Pull Request)が作成される。
  • ワークフロー:
    1. GitHubのWebhookイベントをn8nが受信。
    2. プルリクエストの情報を取得(作成者、ブランチ名、タイトル)。
    3. JenkinsやCircleCIなどのCI(継続的インテグレーション)ツールのAPIを、HTTP Requestノードで呼び出し、自動テストを実行させる。
    4. CIの実行結果を待ち受け、成功または失敗の結果をSlackの該当チャンネル(例: #dev)に通知する。

開発プロセスのレビューとテスト実行をシームレスにつなぎ、開発効率を向上させます。

事例5:外部APIとのデータ自動同期

定期的にデータを収集・同期するバッチ処理の事例です。

  • トリガー: スケジュールトリガー(Cron)で、毎日深夜1時に実行。
  • ワークフロー:
    1. HTTP Requestノードで、外部の業界ニュースAPIや、競合他社の価格情報APIを呼び出す。
    2. APIから返却されたJSONデータを取得。
    3. Edit Fields (Set) ノードで必要なデータのみを抽出し、自社のデータベースで使える形式に加工する。
    4. PostgreSQLやMySQLノードを使い、自社のデータベースにデータをバルクインサート(一括登録)またはアップデートする。

手動でのデータ収集や更新作業をなくし、常に最新のデータを参照できるようにします。

n8n導入前に知っておきたいデメリットと注意点

n8nは非常に強力で柔軟なツールですが、導入する前に知っておくべきデメリットや注意点も存在します。

これらを理解した上で、導入を検討してください。

専門知識と学習コストが必要

n8nは「ローコード」ツールであり、完全な「ノーコード」ツールではありません。

Zapierのように、ただサービスを選んでつなぐだけ、というシンプルな使い方なら問題ありませんが、n8nの真価である複雑なワークフローを構築しようとすると、専門知識が必要になります。

特に、以下のような知識が求められます。

  • JSONのデータ構造: ノード間でデータがJSON形式で受け渡されるため、{{ $json.body.id }} のようにデータを参照する記述方法(Expressions)を理解する必要があります。
  • APIの基礎知識: HTTP Requestノードを使う場合、GET/POSTの違い、ヘッダー、APIキー認証などの理解が必須です。
  • JavaScript (任意): Codeノードで独自の処理を書きたい場合や、複雑なデータ加工を行う場合には、JavaScriptの知識があると非常に強力です。

これらの学習コストがかかる点は、非エンジニアにとっては高いハードルとなる可能性があります。

セルフホスト運用時の保守・セキュリティ管理

セルフホスト版は無料で使える反面、その運用責任はすべて自分(自社)にあります。

具体的には、以下のような保守・セキュリティ管理が継続的に発生します。

  • サーバーの維持: n8nを動かすサーバー(VPS, AWSなど)が停止しないよう監視し、リソース(CPU, メモリ)を管理する必要があります。
  • n8nのアップデート: n8nは頻繁にアップデートされます。新機能の追加やバグ修正、セキュリティ脆弱性の対応のために、定期的にバージョンアップ作業が必要です。
  • セキュリティ対策: サーバー自体のセキュリティ(ファイアウォール設定、SSHアクセス制限など)や、n8nの管理画面へのアクセス制限、HTTPS化(SSL証明書の管理)などを適切に行わないと、重要な認証情報(APIキーなど)が漏洩するリスクがあります。

これらのインフラ管理コストを考慮せずにセルフホスト版を選ぶと、後で大きな負担になる可能性があります。

例えば、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース(NVD)では、過去に発見されたn8nの脆弱性(CVE-2025-57749など)の詳細が公開されています。 合わせてご覧ください。 https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2025-57749

日本語の情報やサポートが少ない

n8nはドイツ発のプロダクトであり、グローバルで人気を集めていますが、まだ日本での知名度はZapierやMakeに比べて高くありません。

そのため、日本語の情報(ブログ記事、解説動画、書籍)は英語に比べて圧倒的に少ないのが現状です。

公式ドキュメントやコミュニティフォーラムは非常に充実していますが、基本的にはすべて英語です。

UI(管理画面)は設定で一部日本語化することが可能ですが、ドキュメントやエラーメッセージの読解には、ある程度の英語力、または翻訳ツールを使いこなす能力が求められます。

トラブルが発生した際に、英語のフォーラムで質問したり、情報を検索したりすることに抵抗がある場合は、サポート体制が整っている国産ツールや、日本語サポートが手厚い他社SaaSを選択する方が賢明かもしれません。

n8nに関するよくある質問(FAQ)

最後に、n8nに関してよく寄せられる質問とその回答をまとめます。

n8nの読み方は?

n8nは「エヌエイトエヌ」と読みます。

(n-eight-n)

n8nは日本語に対応していますか?

対応は限定的です。

n8nの管理画面(UI)は、設定(Settings > User > Language)から「日本語」を選択することが可能ですが、翻訳が不完全な部分もあります。

公式のドキュメント、チュートリアル、コミュニティフォーラムは、基本的にすべて英語です。

日本語の情報は有志のブログ記事などに限られるため、英語の情報を参照する場面が多くなります。

n8nは商用利用できますか?

はい、商用利用は可能です。

ただし、ライセンスに注意が必要です。

セルフホスト版(オープンソース)は「n8n Community License」という独自のライセンス(Commons Clauseを含むApache 2.0ベース)です。

n8nのワークフロー自動化機能を利用すること自体は商用でも問題ありませんが、n8nのソースコードそのものを改変してSaaSとして再販するようなことには制限があります。

n8n Cloud(有料版)は、通常のSaaSとして契約するため、もちろん商用利用が前提です。

n8nのセキュリティは安全ですか?

利用形態によって異なります。

n8n Cloud(クラウド版):

n8n運営(ドイツのn8n GmbH)が管理しています。

データセンターは欧州(GDPR準拠)にあり、SOC 2 Type IIの監査を受けるなど、標準的なSaaSとしてのセキュリティ対策が講じられています。

認証情報(APIキーなど)は暗号化されて保存されます。

セルフホスト版:

セキュリティは、完全にインストールしたユーザー(自社)の管理責任となります。

サーバーのセキュリティ設定、n8nへのアクセス制御、データの暗号化、定期的なアップデートなどをすべて自社で行う必要があります。

適切に管理すれば非常に高いセキュリティを確保できますが、管理を怠れば重大なリスクとなります。

n8nの学習におすすめの方法は?

まずはn8nの操作感に慣れることが重要です。

  1. n8n Cloudの無料トライアル:最も手軽な方法です。すぐに触り始め、基本的なノードを試してみましょう。
  2. 公式ドキュメント:(英語ですが)最も正確で網羅的な情報源です。特に「Concepts」「Nodes」「Guides」のセクションが重要です。
  3. 公式コミュニティフォーラム:(英語)他のユーザーがどのようなワークフローを作っているか、どのような問題で詰まっているかを見るのは非常に参考になります。
  4. YouTube:「n8n tutorial」などで検索すると、海外のユーザーが作成した多くのチュートリアル動画が見つかります。画面操作を見ながら学べます。

まずは簡単なワークフロー(例えば、本記事で紹介したSlackとGoogle Sheetsの連携)をテンプレートからインポートし、それを自分なりに改造してみることから始めるのがおすすめです。

あなたの自動化は“負債”かも?iPaaSで「DXが進む企業」と「属人化する現場」の致命的な違い

DX(デジタルトランスフォーメーション)導入の全体像については、手順・メリット・成功事例まで徹底解説したこちらの完全ガイドをご覧ください。 合わせてご覧ください。

iPaaS(n8nやZapier)を導入し「業務が楽になった」と感じているあなた、その自動化で本当に「DX」は進んでいますか?実は、使い方や運用ルールを間違えると、自動化が“ブラックボックス”と化し、将来の業務改善を妨げる“技術的負債”になってしまうかもしれません。

世界的なリサーチ企業であるGartnerも、適切なガバナンスなしに自動化を進めることは、長期的なリスクを生むと警告しています。この記事では、「属人化する現場」と「DXが進む企業」の分かれ道を、最新の調査結果と具体的なテクニックを交えながら解説します。

【危険】自動化ツールが「業務のブラックボックス」を生む瞬間

「この自動化は、担当のAさんしか分からない」——。もしそう思っていたら、非常に危険なサインです。経済産業省が「DXレポート」で指摘するように、既存システムが複雑化・ブラックボックス化することは、日本企業のDX推進における最大の障害の一つです。iPaaSによる自動化も例外ではありません。この状態が続くと、次のようなリスクが考えられます。

  • 担当者の退職・異動で停止する: 作成者しか仕様を理解しておらず、エラー発生時に誰も修正できない。
  • 小さなエラーが放置される: 自動化が「いつの間にか止まっていた」ことに気づかず、ビジネス機会を損失する。
  • 全体最適を妨げる: 各部署がバラバラに自動化(野良自動化)を進めた結果、部署間のデータ連携が逆に非効率になる。便利なツールに頼った結果、業務プロセスそのものが見えなくなり、改善どころか維持すら困難になる可能性があるのです。

引用元:

Gartnerは、ガバナンスの欠如した状態でのハイパーオートメーション(高度な自動化)の推進は、管理不能な「技術的負債」を生み出すリスクがあると指摘しています。(Gartner, “Top Strategic Technology Trends 2024: Hyperautomation Governance”)

また、経済産業省の「DXレポート」では、既存システムのブラックボックス化がDXの足かせとなっていることが繰り返し指摘されています。(経済産業省, “DXレポート2.2”, 2022年)

【実践】自動化を「資産」に変えるガバナンス・ルール

では、「DXが進む企業」は自動化ツールをどう使っているのでしょうか?答えはシンプルです。彼らはiPaaSを「便利な道具」ではなく、「管理すべき業務プロセスの一部(資産)」として扱っています。ここでは、誰でも今日から真似できる3つの「賢い」運用ルールをご紹介します。

ルール①:必ず「ドキュメント」を残す

何を自動化しているのか、どのシステムが連携しているのか、エラー時は誰に連絡するか。これを一覧化・可視化するだけで、属人化は防げます。

ルール②:「野良自動化」を許可しない

便利だからと個人が自由に作ると、管理不能になります。新しい自動化は、必ず情報システム部門や管理者が把握できる「申請・承認フロー」を通すルールにします。

ルール③:エラー監視を「自動化」する

自動化が失敗した時に、即座に管理者にアラート(例: Slackやメール通知)が飛ぶ仕組みを必ず組み込みます。n8nのようなツールは、まさにこのエラー処理自体もワークフローに組み込むことが得意です。

まとめ

企業は労働力不足や業務効率化の課題を抱える中で、n8nやZapierのようなiPaaSツール、さらには生成AIの活用がDX推進の鍵として注目されています。

しかし、実際には「どのツールを選べばいいかわからない」「n8nは魅力的だがセルフホストやローコードの学習コストが高い」「社内にAIや自動化を推進できる人材がいない」といった理由で、導入のハードルが高いと感じる企業も少なくありません。

そこでおすすめしたいのが、Taskhub です。

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さらに、AIコンサルタントによる手厚い導入サポートがあるため、「何をどう使えばいいのかわからない」という初心者企業でも安心してスタートできます。

導入後すぐに効果を実感できる設計なので、複雑なプログラミングや高度なAI知識がなくても、すぐに業務効率化が図れる点が大きな魅力です。

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