「ChatGPTの最新アップデートで何が変わったの?」
「GPT-5という新しいモデルが出たらしいけど、具体的に何ができるようになった?」
こういった疑問を持っている方もいるのではないでしょうか?
2025年に入り、ChatGPTは「GPT-5」のリリースを含む大型アップデートを実施しました。これにより、従来モデルよりもさらに賢く、私たちの業務を効率化してくれる機能が多数追加されています。
本記事では、今回のアップデートの目玉であるGPT-5の概要から、新機能、最新の料金プラン、そして過去のアップデートの歴史まで、網羅的に解説します。上場企業をメインに生成AIコンサルティング事業を展開している弊社が、最新情報を分かりやすくお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。
今回のChatGPTアップデートの目玉「GPT-5」とは?
ここからは、今回のアップデートで最も注目されている最新モデル「GPT-5」について解説します。
GPT-5は、これまでのモデルと比較して、特に「自律性」と「マルチモーダル性能」が飛躍的に向上しました。これにより、AIがより能動的にユーザーをサポートできるようになり、活用の幅が大きく広がっています。
具体的には、以下の3つのポイントで大きな進化を遂げています。
- GPT-5の概要:AGI(汎用人工知能)に近づいた自律型AI
- GPT-4oから進化したポイント:リアルタイムの動画解析
- パーソナライズ機能が強化され、より賢いアシスタントに
それでは、1つずつ順に見ていきましょう。
より詳細なGPT-5の機能やGPT-4との違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。
GPT-5の概要:AGI(汎用人工知能)に近づいた自律型AI
GPT-5最大の特徴は、AGI(汎用人工知能)の実現に一歩近づいた点にあります。AGIとは、人間と同じように、あるいはそれ以上に、様々な知的作業を自己学習しながら実行できるAIのことです。
これまでのAIは、特定のタスクに特化した「特化型AI」でした。しかしGPT-5は、より汎用的な問題解決能力を備えており、自らタスクを分解し、計画を立て、実行する能力を持っています。
例えば、これまでは「〇〇についてのレポートを作成して」と指示した場合、ユーザーが構成案や必要な情報を細かく指定する必要がありました。しかしGPT-5は、テーマを与えるだけで、必要な情報を自らWebで検索し、構成を考え、レポートを完成させることができます。この「自律性」こそが、GPT-5がAGIに近づいたと言われる所以です。
こちらはOpenAIによるGPT-5の公式発表です。より詳しい技術情報について知りたい方は、合わせてご覧ください。 https://openai.com/index/introducing-gpt-5/

GPT-4oから進化したポイント:リアルタイムの動画解析
GPT-4oでテキスト、音声、画像の複数モーダルに対応したChatGPTですが、GPT-5では新たに対応範囲を「動画」にまで広げました。
ユーザーは、Web会議の録画やセミナー動画などをアップロードするだけで、AIがその内容をリアルタイムで解析し、議事録の作成、要約、翻訳などを自動で行ってくれます。
これにより、これまで人間が時間をかけて行っていた文字起こしや情報整理の作業を大幅に削減できます。また、動画内の特定の人物の発言だけを抽出したり、特定のトピックについて議論されている箇所を瞬時に探し出したりすることも可能です。この機能は、ビジネスにおける情報共有のあり方を大きく変える可能性を秘めています。
パーソナライズ機能が強化され、より賢いアシスタントに
GPT-5では、ユーザー一人ひとりの過去の対話履歴やフィードバックを記憶・学習し、応答を最適化する「パーソナライズ機能」が大幅に強化されました。
例えば、ユーザーがIT業界の専門家であれば、専門用語を多用した回答を生成します。逆に、初心者であれば、平易な言葉で丁寧に解説してくれます。
さらに、ユーザーの好みや文体のクセなども学習するため、使えば使うほど、まるで専属のアシスタントのように、ユーザーの意図を先回りして理解し、最適なサポートを提供してくれるようになります。この機能により、ChatGPTは単なる情報検索ツールから、個人の生産性を最大化するパーソナルAIアシスタントへと進化を遂げました。
ChatGPTの最新アップデートでできるようになったこと
今回のアップデートでは、GPT-5のリリース以外にも、日々の業務を効率化する様々な新機能が追加されました。
特に注目すべきは、GPT-5の能力を最大限に活用した「自律型AIエージェント」や、待望の「デスクトップアプリ」の正式リリースです。無料版ユーザーにとっても嬉しいアップデートが含まれています。
- 【GPT-5】自律型AIエージェントが業務を自動化
- 【GPT-5】動画の内容を読み取り、要約や文字起こしが可能に
- Windows・Mac対応のデスクトップアプリが正式リリース
- 【無料版】引き続きGPT-4oが利用可能
それぞれの新機能について、詳しく解説していきます。
【GPT-5】自律型AIエージェントが業務を自動化
GPT-5の搭載により、ChatGPTは「自律型AIエージェント」としての機能を手に入れました。これは、ユーザーが大まかな目標を設定するだけで、AIが自律的に計画を立て、必要なタスクを実行してくれる機能です。
例えば、「来月の出張のフライトとホテルを予約して」と指示するだけで、AIがカレンダーの空き状況を確認し、最適なフライトと宿泊施設を検索・比較検討し、予約手続きまでを自動で完了させます。
これまでのように、人間が一つ一つのツールを操作する必要はありません。AIエージェントが、Webブラウジング、メールの送受信、カレンダーへの登録といった一連の操作を代行してくれるため、私たちはより創造的な業務に集中することができます。この機能は、業務効率を劇的に向上させる可能性を秘めています。
【GPT-5】動画の内容を読み取り、要約や文字起こしが可能に
前述の通り、GPT-5は動画解析に対応しました。これにより、ChatGPT上で動画ファイルのアップロードやYouTubeリンクの貼り付けを行うだけで、その内容をAIが正確に理解し、テキスト情報として処理できるようになりました。
具体的な活用例としては、長時間のオンライン会議の録画データから、重要な決定事項だけを抜き出して議事録を作成したり、研修動画の内容を数分で読める要約にまとめたりすることが挙げられます。
これまで専門のツールやサービスが必要だった動画の文字起こし作業も、ChatGPT一つで完結します。言語の壁も問題ありません。外国語の動画であっても、内容を理解し、指定した言語で要約や翻訳を出力することが可能です。情報収集や学習の効率が飛躍的に向上するでしょう。
Windows・Mac対応のデスクトップアプリが正式リリース
これまでブラウザ版がメインだったChatGPTですが、ついにWindowsとMacに対応した公式デスクトップアプリがリリースされました。
デスクトップアプリの最大のメリットは、ブラウザを開かずに、ショートカットキー一つでChatGPTを瞬時に呼び出せる点です。これにより、他の作業をしながらでも、思考を中断することなくスムーズにAIとの対話を開始できます。
また、アプリならではの機能として、画面共有機能が搭載されています。画面に表示されている内容について質問したり、エラーメッセージの解決策を尋ねたりすることができ、作業効率が大幅に向上します。これまで以上に、ChatGPTが日常業務にシームレスに溶け込むことになるでしょう。
こちらは公式のChatGPTデスクトップアプリ(Microsoft Store)です。ダウンロードして利用したい方は、こちらをご覧ください。 https://apps.microsoft.com/detail/9nt1r1c2hh7j?hl=en-US&gl=US
【無料版】引き続きGPT-4oが利用可能
今回のアップデート後も、無料版ユーザーは引き続き高性能モデルである「GPT-4o」を利用できます。
GPT-4oは、2024年にリリースされたモデルで、テキスト、音声、画像を統合的に扱うことができる「マルチモーダル性能」に優れています。有料プランで利用できるGPT-5と比較すると一部機能に制限はありますが、日常的な調べ物や文章作成といったタスクにおいては、十分すぎるほどの性能を持っています。
OpenAIは、より多くの人々がAIの恩恵を受けられるようにすることを目指しており、無料版でも高い性能を提供し続ける方針です。まだChatGPTを使ったことがない方は、この機会にぜひその性能を体験してみてください。
こちらは無料版でも利用できるGPT-4oの性能について解説した、OpenAIの公式記事です。合わせてご覧ください。 https://openai.com/index/hello-gpt-4o/

ChatGPTの最新料金プランとアップグレード方法
今回のアップデートに伴い、料金プランにも一部変更がありました。ここでは、最新の料金体系と、無料版から有料版へアップグレードする手順について解説します。
自身の利用目的に合ったプランを選択することで、ChatGPTの能力を最大限に引き出すことができます。
- アップデート後の料金プラン一覧(Plus / Team / Enterprise)
- 有料プランにアップグレードする手順
それぞれの詳細を見ていきましょう。
アップデート後の料金プラン一覧(Plus / Team / Enterprise)
2025年現在の料金プランは以下の通りです。個人向けの「Plus」、チーム向けの「Team」、そして大企業向けの「Enterprise」の3つの有料プランが提供されています。
プラン名 | 月額料金(1ユーザーあたり) | 主な対象 | 特徴 |
Free | ¥0 | 個人 | GPT-4oを回数制限付きで利用可能。基本的な対話機能。 |
Plus | $20 | 個人・プロフェッショナル | GPT-5へのアクセス。AIエージェント、動画解析など最新機能を利用可能。 |
Team | $30 | 中小企業・チーム | Plusの全機能に加え、チーム用の管理機能やより大きなコンテキストウィンドウを提供。 |
Enterprise | 要問い合わせ | 大企業 | Teamの全機能に加え、高度なセキュリティ、プライバシー保護、専用サポートを提供。 |
個人で最新機能をフル活用したい場合は「Plus」、チームで利用する場合は管理機能が充実した「Team」がおすすめです。
こちらはChatGPTの最新の料金プランを確認できる公式サイトです。合わせてご覧ください。 https://openai.com/chatgpt/pricing/

有料プランにアップグレードする手順
無料版から有料プラン(Plus)へのアップグレードは、簡単な手続きで完了します。
まず、ChatGPTにログインし、画面左下にある「Upgrade Plan」をクリックします。プランの選択画面が表示されるので、「Upgrade to Plus」を選択してください。
次に、支払い情報を入力する画面に遷移します。クレジットカード情報と請求先住所を入力し、利用規約を確認した上で「Subscribe」ボタンをクリックします。登録が完了すると、登録したメールアドレスに完了通知が届き、すぐにPlusプランの機能が利用できるようになります。
過去のChatGPTアップデート履歴
ChatGPTは、今回のGPT-5リリース以前にも、数々の重要なアップデートを重ねてきました。ここでは、近年の主要なアップデートを振り返り、その進化の歴史を辿ります。
過去のアップデートを知ることで、ChatGPTがどのような変遷を経て現在の形になったのかをより深く理解することができます。
- 2024年:GPT-4oの登場とマルチモーダル革命
- 2024年:GPT Storeのリリース
- 2023年:GPT-4 Turboによる長文対応と知識拡充
それぞれのアップデートがもたらした変化を見ていきましょう。
2024年:GPT-4oの登場とマルチモーダル革命
2024年5月に発表された「GPT-4o」は、ChatGPTの歴史における大きな転換点となりました。「o」は「omni(すべて)」を意味し、その名の通り、テキスト、音声、画像の3つの異なるモダリティ(様式)を、単一のモデルでシームレスに統合処理することを可能にしました。
GPT-4oの登場により、ユーザーはテキストだけでなく、声で話しかけたり、スマートフォンのカメラで撮影した映像を見せながら質問したりできるようになりました。AIがまるで人間のように自然な対話を実現したことで、その活用シーンはデスクワークの領域を越え、日常生活のあらゆる場面へと広がりました。このアップデートは、AIとのコミュニケーションのあり方を根本から変えるものでした。
2024年:GPT Storeのリリース
2024年1月には、ユーザーが独自にカスタマイズしたChatGPT「GPTs」を作成し、公開・共有できるプラットフォーム「GPT Store」がリリースされました。
これにより、プログラミングの知識がないユーザーでも、特定の目的(例:特定の業界の専門用語を翻訳する、企業のブランドガイドラインに沿った文章を作成する)に特化したオリジナルのChatGPTを簡単に作成できるようになりました。
優れたGPTsを作成した開発者は、収益を得ることも可能になり、世界中の開発者が参加する一大エコシステムが形成されました。GPT Storeの登場は、ChatGPTが単なるAIツールから、多様なアプリケーションが生まれるプラットフォームへと進化したことを示す象徴的な出来事でした。
こちらはGPT Storeのリリースに関するOpenAIの公式発表です。合わせてご覧ください。 https://openai.com/index/introducing-the-gpt-store/

2023年:GPT-4 Turboによる長文対応と知識拡充
2023年11月に発表された「GPT-4 Turbo」は、主に性能と実用性の向上に焦点を当てたアップデートでした。
最大の特徴は、一度に処理できるテキスト量(コンテキストウィンドウ)が、従来のGPT-4の約16倍にあたる128Kトークン(日本語で約10万文字)にまで大幅に拡張されたことです。これにより、長大な論文や書籍一冊分に相当する量の情報を一度に読み込ませ、その内容に基づいた要約や分析が可能になりました。
また、参照する知識のカットオフ日が2023年4月まで更新され、より新しい情報に基づいた回答を生成できるようになった点も大きな進歩でした。このアップデートにより、ChatGPTはより専門的で複雑なタスクにも対応できる、信頼性の高いツールへと進化しました。
ChatGPTがアップデートできない・使えない時の対処法
便利なChatGPTですが、時にはアップデート後にうまく動作しなかったり、アクセスできなくなったりすることがあります。ここでは、そうしたトラブルが発生した際の基本的な対処法を紹介します。
慌てずに一つずつ確認していくことで、多くの場合は問題を解決できます。
- 最初に確認すること(インターネット接続・公式サイト)
- ブラウザのキャッシュを削除する方法
- 問題が解決しない場合の問い合わせ先
順番に解説していきます。
最初に確認すること(インターネット接続・公式サイト)
ChatGPTにアクセスできない、または動作が不安定な場合、まずは基本的な項目から確認しましょう。
最初に、ご自身のデバイスが安定したインターネットに接続されているかを確認してください。Wi-Fiの接続が不安定な場合は、一度接続をオフにして再度接続し直す、あるいは有線LANに切り替えるなどを試してみてください。
次に、OpenAIの公式サイトにあるステータスページ(status.openai.com)を確認します。ここでChatGPTのシステム自体に障害が発生していないかを確認できます。もし障害が発生している場合は、復旧を待つしかありません。
ブラウザのキャッシュを削除する方法
インターネット接続や公式サイトに問題がない場合、お使いのブラウザに古いデータ(キャッシュ)が残っていることが原因で、表示がうまくいかないケースがあります。
Google Chromeの場合、以下の手順でキャッシュを削除できます。
- 画面右上のメニュー(︙)から「設定」を選択します。
- 左側のメニューで「プライバシーとセキュリティ」をクリックし、「閲覧履歴データの削除」を選択します。
- 「期間」を「全期間」に設定し、「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れて「データを削除」をクリックします。
キャッシュを削除した後、再度ChatGPTにログインして問題が解決しているかを確認してください。
問題が解決しない場合の問い合わせ先
上記の方法を試しても問題が解決しない場合は、OpenAIのヘルプセンターに問い合わせることを検討しましょう。
公式サイトのヘルプページ(help.openai.com)には、よくある質問とその解決策がまとめられています。まずはここで同様の事象が報告されていないかを確認してみてください。
それでも解決しない場合は、ヘルプセンターのページ下部にあるチャットアイコンから、サポートチームに直接問い合わせることができます。問題を具体的に記述して送信し、回答を待ちましょう。
ChatGPTを安全に利用するための注意点
ChatGPTは非常に強力なツールですが、その利用にあたっては、情報漏洩や著作権などのリスクも存在します。安全に活用するために、以下の3つの注意点を必ず守るようにしてください。
これらのリスクを正しく理解し、適切に対処することが、AIをビジネスで活用する上での大前提となります。
- 機密情報や個人情報を入力してはいけない
- AIが生成した情報は必ずファクトチェックする
- 商用利用する際の著作権リスクについて
それぞれ詳しく解説します。
機密情報や個人情報を入力してはいけない
ChatGPTに入力したデータは、原則としてAIの学習データとして利用される可能性があります。そのため、企業の内部情報や取引先の機密情報、顧客の個人情報などを絶対に入力してはいけません。
万が一、これらの情報が外部に漏洩した場合、重大なセキュリティインシデントに繋がりかねません。特にビジネスで利用する場合は、社内でChatGPTの利用に関するガイドラインを策定し、入力してはいけない情報の種類を明確に定めておくことが重要です。
有料のEnterpriseプランでは、入力したデータが学習に利用されない設定も可能ですが、無料版やPlusプランを利用する際は特に注意が必要です。
こちらはChatGPTの利用ポリシーについてまとめた公式ページです。安全な利用のために、一度は目を通しておくことをお勧めします。 https://openai.com/policies/usage-policies/

AIが生成した情報は必ずファクトチェックする
ChatGPTが生成する情報は、常に100%正確であるとは限りません。AIは、学習データに基づいて確率的にもっともらしい文章を生成しているに過ぎず、時には事実と異なる情報や、文脈に合わない内容(ハルシネーション)を出力することがあります。
特に、統計データや専門的な情報、最新の出来事に関する情報を扱う際は注意が必要です。ChatGPTが生成した回答を鵜呑みにせず、必ず信頼できる情報源(公式サイト、公的機関の発表、専門家の論文など)を参照し、情報の正確性を確認(ファクトチェック)する習慣をつけましょう。
最終的な判断と責任は、AIではなく利用する人間にあることを忘れてはいけません。
こちらは、AIが事実と異なる情報を生成するハルシネーションの原因と対策について解説した記事です。合わせてご覧ください。
商用利用する際の著作権リスクについて
ChatGPTで生成したコンテンツ(文章、画像など)の著作権は、原則としてユーザーに帰属するとOpenAIの利用規約で定められており、商用利用も可能です。
しかし、注意すべき点として、AIが生成したコンテンツが、意図せず既存の著作物に酷似してしまう可能性がゼロではないことが挙げられます。もし生成物が他者の著作権を侵害していると判断された場合、法的なトラブルに発展するリスクがあります。
特に、ブログ記事やマーケティングコンテンツなど、公開を前提としたコンテンツを生成する際は、生成された内容が他者の著作物を盗用していないか、専用のツールなどを用いて確認することが推奨されます。ビジネスで利用する際は、法務部門や専門家にも相談の上、慎重に進めるようにしましょう。
ChatGPTのアップデートに関するよくある質問
最後に、ChatGPTのアップデートに関して、ユーザーから多く寄せられる質問とその回答をまとめました。
- 過去のバージョン(GPT-4oなど)に戻せますか?
- アップデートによって過去のチャット履歴は消えますか?
- APIのアップデート情報はどこで確認できますか?
過去のバージョン(GPT-4oなど)に戻せますか?
有料プラン(Plusなど)を利用している場合、モデルを選択するプルダウンメニューから、GPT-5だけでなく、GPT-4oなどの旧バージョンを選択して利用することが可能です。
特定のタスクにおいては、旧バージョンの方が安定した性能を発揮する場合もありますので、目的に応じて使い分けると良いでしょう。
ただし、無料版のユーザーは、基本的にOpenAIが提供する最新のモデル(現在はGPT-4o)を利用することになり、旧バージョンへ意図的に戻すことはできません。
アップデートによって過去のチャット履歴は消えますか?
ChatGPTのシステムアップデートによって、ユーザーの過去のチャット履歴が自動的に削除されることはありません。
これまでの対話はすべてアカウントに紐づいて保存されており、アップデート後も引き続き画面左側のサイドバーから閲覧・再利用することが可能です。
ただし、ご自身でチャットを削除した場合や、アカウントを削除した場合は復元できませんのでご注意ください。万が一に備え、重要なやり取りは別途テキストファイルなどに保存しておくことをお勧めします。
APIのアップデート情報はどこで確認できますか?
開発者向けに提供されているChatGPTのAPIに関する最新情報は、OpenAIの公式開発者向けドキュメントサイト(platform.openai.com/docs)で確認するのが最も確実です。
このサイトでは、新しいモデルのリリース情報、APIの仕様変更、廃止予定のモデルに関するアナウンスなどが随時更新されています。
また、OpenAIの公式ブログや開発者向けフォーラムでも、重要なアップデートに関する情報が発表されることがありますので、APIを利用してサービス開発を行っている方は、定期的にこれらの情報をチェックするようにしましょう。
こちらは開発者向けのAPIに関するアップデート履歴(Changelog)です。最新の仕様変更などを確認したい方は、こちらをご覧ください。 https://platform.openai.com/docs/changelog/changelog

GPT-5登場。あなたの仕事はAIに「指示する側」か「代行される側」か
「ChatGPTにメール文を考えてもらう」。もしあなたのAI活用がその段階で止まっているなら、あなたは新しい時代の変化に乗り遅れてしまうかもしれません。2025年に発表された新モデル「GPT-5」は、もはや単なる文章作成ツールではありません。OpenAIの最新の発表は、AIが私たちの働き方を根本的に覆す可能性を示唆しています。
GPT-5の真の価値は、自らタスクを分解し、計画を立て、実行する「自律性」にあります。例えば、「来月の大阪出張の最適なフライトとホテルを予約して」と指示するだけで、AIがあなたのスケジュールを考慮し、複数の選択肢を比較検討し、予約手続きまでを完了させるのです。これは空想の話ではなく、すでに実装された機能です。
このような「自律型AIエージェント」の登場は、ビジネスにおけるゲームのルールを完全に変えてしまいます。これからの時代、AIを「思考のパートナー」として使いこなし、より創造的な業務に集中できる人と、自らの業務がAIに代行されてしまう人に二極化していく可能性があります。その分かれ道は、もう目の前に迫っているのです。
引用元:
OpenAIの公式発表によると、GPT-5は複数のステップからなる複雑なタスクを、ユーザーの介入なしに自律的に実行する能力を持つように設計されています。(OpenAI. “Introducing GPT-5 and the next era of AI Agent.” 2025)
まとめ
ChatGPTはGPT-5の登場により、単なる対話ツールから業務を自律的に実行するAIエージェントへと進化し、DX推進や生産性向上の起爆剤として期待されています。
しかし、実際には「最新機能をどう業務に活かせばいいかわからない」「社員が使いこなせるか不安」といった理由で、本格的な導入に踏み出せない企業も少なくありません。
そこでおすすめしたいのが、Taskhub です。
Taskhubは日本初のアプリ型インターフェースを採用し、200種類以上の実用的なAIタスクをパッケージ化した生成AI活用プラットフォームです。
たとえば、動画の議事録作成や要約、レポートの自動生成、高精度な市場分析など、高度なAI機能を「アプリ」として選ぶだけで、誰でも直感的に活用できます。
しかも、Azure OpenAI Serviceを基盤にしているため、データセキュリティが万全で、機密情報や個人情報を入力しても情報漏えいの心配はありません。
さらに、AIコンサルタントによる手厚い導入サポートがあるため、「AIで何ができるのかわからない」という段階の企業でも安心してスタートできます。
導入後すぐに効果を実感できる設計なので、複雑なプロンプトの知識やAIに関する専門部署がなくても、すぐに全社的な業務効率化が図れる点が大きな魅力です。
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