ソフトウェア開発者のDylan Rousseは、1月5日にGoogleの会話型AIサービス「Bard」の有料版「Bard Advanced」の機能についてXに投稿しました。
① チャットボットをカスタムできる「Motoko」
ユーザーが独自のチャットボットを作成できる機能です。詳しい機能や共有可能かどうかなど、まだ詳細情報は不明です。
② 最上位モデル「Gemini Ultra」を搭載
Bard Advancedは、Google Oneの加入者向けにリリースされるとのことです。また、Bard AdvancedにはGoogleのマルチモーダルAI「Gemini」の最上位モデルである「Gemini Ultra」が搭載されるとのこと。現在利用できるBardは下位モデルの「Gemini Pro」のため、大きな性能向上が見込まれます。
③ 様々なトピックに関するプロンプトの例を紹介する
Galleryの機能では、さまざまなトピックに関するプロンプト例が表示されるようです。これによって、Bardにどのような質問をすればよいか、分かりやすくなります。
④ タスクの管理機能
「Task」は画像生成など、長時間実行されるタスクの管理に使用できるようです。
⑤ 背景のカスタマイズ
Bardの背景やチャット画面の画像をカスタマイズできるようです。
⑥ プロンプトの改善機能
「Power up」機能では、AIがプロンプトを改善できるようになるようです。
Bardの活用方法
Googleは2023年12月にBardの活用方法ランキングを発表しています。

英語版、日本語版ともに、情報収集のための質問が1位となっています。また、コード作成・修正やコードの説明などプログラミング、文章の編集などが上位にランクインしています。
現在のBardも様々な場面で活用されていますが、Bard Advancedのリリースによって活用の幅が広がり、ChatGPTにも匹敵するかもしれません。
Googleは公式にBard Advancedを導入することを発表しているため、正式な情報が待たれます。