営業1人あたり月5時間の削減。現場の定着をワンストップで支援する伴走型教育

ゲスト

自社の失敗体験をバネに、現場の「分からない」に寄り添い利用定着を導いた!

株式会社マイクロメイツ
ビジネスプロセス定着化事業本部 ビジネスディベロップメント部 部長 兼 営業本部 マーケティング部 部長 秋山さん、営業本部 マーケティング部 マーケティンググループ長 熊谷さん

Microsoft Copilotをはじめとするツールを全社で活用し、その過程で得た知見を基に、企業のAI活用を支援する独自のサービスを展開。
「とにかく分かりやすい」を武器に、生成AIを使いたいけれど何から手をつければ良いか分からない企業へ向け、教育から定着までのワンストップ支援を行っている。

▼秋山さん

▼熊谷さん

この事例のポイント

  • 商談準備に時間がかかるという課題を解決する方法:Copilotでの情報調査により、1社あたり10分短縮し、訪問前の貴重な時間を有効活用できるようになった
  • マーケティング業務のスピードという課題を解決する方法:Teamsでの記録からWordで記事化し、PowerPointでスライド化する一連のプロセスにCopilotを組み込んだ
  • 導入したツールが使われなくなる課題を解決する方法:「失敗例も話して大丈夫」な環境を作り、月1回の発表会を義務化して「使わないと発表できない状況」を作った
  • 他社のAI定着が進まないという課題を解決する方法:自社の失敗と成功のリアルな体験談を基に、月額1万円からの動画学習や伴走支援を提供するサービスを展開した

営業1人あたり月5時間を削減。商談準備とメール作成を大幅に短縮

Q. 実際に社員の方々は、どのような業務で生成AIを活用し、定量・定性的にどのような効果が出ていますか?

A. 商談準備を最大6分の1に短縮し、営業1人あたり月5時間の業務削減と品質向上を実現

 熊谷さん・秋山さん: 特に営業部門での活用が進んでおり、商談準備やメール作成の手間を大幅に短縮できています。

 商談準備においては、訪問先企業のWebサイトや公開情報を基に事業内容や動向を要約させることで、従来1社あたり約60〜90分かかっていた情報収集の時間が、約10分程度短縮することができました。また、メール作成についても、Copilotのコーチング機能を活用することで、従来1通あたり10〜15分程度だった作成・確認時間が5〜7分程度に短縮されています。

 営業メンバー全体で見ると、1人あたり月に約5時間の削減効果が出ており、その空いた時間を提案内容のブラッシュアップや顧客との対話に充てられるようになりました。また、単なる時間短縮だけでなく、宛名間違いなどのヒヤリハットを防止し、表現の質や誤字脱字の精度が向上するといった「業務品質の向上」に繋がっている点も大きな成果です。

WordからPowerPointまで一気通貫。AIの活用フローをどのように整備したのか

Q. 営業以外の部門では、具体的にどのようなツールやフローを用いてAIを活用しているのでしょうか?

A. Teamsの議事録からWordでドラフトを作り、PowerPointでスライド化する一連のフローにCopilotを組み込んだ

 熊谷さん・秋山さん: マーケティング部門では、企画・制作・分析までの一連の業務プロセスにCopilotを組み込んでいます。

 具体的には、まず企画段階でCopilot Chatを活用し、ターゲットやテーマに応じたコンテンツ案や構成案を生成します。その内容をもとに、WordのCopilotで記事やホワイトペーパーの下書きを作成し、担当者が内容の精査・ブラッシュアップを行います。

 また、セミナーや商談の内容はTeamsで記録し、そこからCopilotで議事録やレポート記事、メルマガ原稿のドラフトを作成することで、情報発信のスピードを大幅に高めています。さらに、作成したコンテンツはPowerPointのCopilotを活用してスライド資料へ展開したり、Excelでアンケート結果やリード情報を分析して傾向を抽出するなど、次の施策立案に繋げています。

 こうした自社での実践と試行錯誤で得たノウハウをもとに、お客様へ教育支援から導入後のサポートまでをワンストップで提供しています。「とにかく分かりやすい」を武器に、業務フローの作り方といった基礎から学べるコンテンツ作りに力を入れています。

使わざるを得ない仕組みづくり。人や組織ではどのように推進をしたのか

Q. 実際に社内で進められたAIプロジェクトの背景と、利用定着に向けてぶつかった壁をどう乗り越えられたのか教えてください。

A. 月1回の発表会を設けて「使うことが前提となる仕組み」を作り、失敗例の共有を推奨して定着させた

 熊谷さん・秋山さん: 私たちが提供しているノウハウの多くは、自社での失敗と実践から生まれたものです。社長のトップダウンでプロジェクトは始まりましたが、当初は営業部門などで「Copilotの機能をうまく使えず効果を感じられない」と次第に使われなくなってしまう壁にぶつかりました。

 定着に向けた最初の試行錯誤として、社内で座談会を開き活用事例を共有しましたが、回を重ねるうちに「成功例しか話しにくい」という雰囲気になり、参加者が減ってしまいました。そこで「失敗例も話して大丈夫。どうすればいいかみんなで考えましょう」と促し、試行錯誤自体が価値となる環境を整えました。

 さらに、利用定着の最大のブレイクスルーとなったのは、「使うかどうかを個人に委ねる」のではなく、「使うことが前提となる場と仕組み」を設けたことです。具体的には、月に1回全部門のメンバーが参加する発表会やグループワーク演習を実施し、それぞれが「実際の業務改善」や「試したプロンプト」を発表するルールにしました。定期的な発表の場を設けることで、「使わないと発表できない」という状況を自然に作り出し、結果として「業務の中で当たり前にAIを使う」状態を全社に定着させることができました。

今後の展望:労働人口減少を見据え、提供コンテンツの拡大と本当の意味での業務効率化を支援する

Q. 今後の事業展望と、この記事の読者に向けてメッセージをお願いします。

A. 対応ツールを拡大して日本の労働人口減少の課題にアプローチ

 熊谷さん・秋山さん: 短期的には、AIを使わない、あるいは使えないでいる方々へ、弊社のサービスを届けることが今やるべきことだと考えています。しかし、技術の進化は非常に速いため、私たち自身もお客様と共に成長しながら、次に何を伝えるべきかを常に考え進化させていく必要があります。

 将来的には、日本の労働人口減少という大きな課題に対し、どの業務をAIで代替できるのかを的確に見極め、本当の意味での業務効率化を実現できる支援を提供していきたいです。これまでは Copilot ライセンスをお持ちの方を対象としたコンテンツが中心でしたが、今後は Microsoft 365 のライセンスがあれば無料でご利用いただける Copilot Chat に関するコンテンツを拡充し、より多くの方に生成AIを身近に活用していただける環境づくりに注力してまいります。

 私たちが提供する動画学習プラットフォーム「AIまな部」は、月額1万円〜でご利用いただけます。動画コンテンツだけでなく、ハンズオン形式の研修や、お客様の課題に寄り添う伴走支援もご用意しています。「組織全体のAIリテラシーを底上げしたいが、どこから手をつければいいか分からない」とお困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度お声がけください。私たちが社内で経験したリアルな知見を基に、皆様の第一歩を全力でサポートさせていただきます。

▼詳しくはこちらから
https://www.micromates.co.jp/service/ai-manabu.html

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