必須入力項目を約50%削減!ふるさと納税のお礼品登録業務を生成AIで効率化

ふるさと納税のお礼品として自社商品を出品したいが、入力項目が多く商品説明文の作成に時間がかかりすぎて踏み切れない——そんな悩みを抱えていませんか?

株式会社さとふるが提供する「AIお礼品かんたん登録サービス」は、ふるさと納税のお礼品登録時の必須入力項目を約50%簡略化し、生成AIによる文章作成支援を行う機能です。すでに多くの地域事業者に活用されており、初回利用時から登録業務の効率化を実感できると高く評価されています。

本サービス最大の特徴は、単なる文章生成ツールではなく、登録業務を行うシステムそのものにAI機能が組み込まれている点です。別のツールへ情報を転記する手間がなく、スマートフォンからでも簡単に登録・申請を完結できます。

本記事では、サービス開発の背景にあった現場の課題意識や、既存システムにAIを組み込む設計思想、そして導入後の具体的な成果について、株式会社さとふる サービス企画部の田中さんに伺いました。

“システムに不慣れな事業者”の負担軽減が開発の原点

Q. まずは貴社の事業概要と、ご担当されている業務について教えてください。

田中さん: 株式会社さとふるは、ふるさと納税ポータルサイトとして、寄付者と自治体をつなぐサービスを提供しています。ポータルサイトの運営だけでなく、お礼品の在庫管理、問い合わせ対応、配送手配など、自治体や事業者のふるさと納税業務を総合的にサポートしています。サイトやアプリの改善、お礼品開発支援、自社物流拠点を活用した支援などを通じて、寄付者の利便性向上と地域活性化の両立を目指しています。

私はサービス企画部に所属し、自治体様、事業者様、寄付者様向けのサービスの企画・開発推進を担当しています。「AIお礼品かんたん登録サービス」では、企画立案からサービス仕様の作成、関係部署との調整、リリース後の改善施策の推進までを担いました。

Q. 今回のサービスはどのような体制で開発されたのでしょうか?

田中さん: サービス企画部に加え、システム開発部門、運用部門、法務部門、情報セキュリティ部門など、複数の部署が連携する部門横断の体制で推進しました。事業者が抱える業務課題の把握から、サービス設計、開発、そして運用体制の構築に至るまでを一丸となって進めています。

Q. 本サービスを開発することになった背景や、解決したかった課題について教えてください。

田中さん: 以前から自治体や事業者の方々より、「お礼品登録をもっと簡単にしてほしい」というご要望が多く寄せられていました。ふるさと納税のお礼品を提供する事業者の中には生産者の方も多く、普段からECサイトへの出品やシステム操作に慣れていない方が少なくありません。

さらに、ふるさと納税のお礼品登録は、一般的なECサイトの商品登録と比べて入力項目が多く、産地情報や配送条件といった特有の情報を登録する必要があります。加えて、商品説明文を作成する際にも、ふるさと納税の掲載ルールに沿った表現が求められ、NGワードへの配慮なども必要になるため、事業者にとって非常に大きな負担となっていました。

そこで、生成AIによる文章作成支援と入力項目の簡略化を行うことで登録の負担を軽減し、より多くの事業者が手軽にお礼品登録できる仕組みを目指しました。事業者が生産や加工といった本来の業務に注力できる環境を作り、魅力的なお礼品の掲載数向上につなげたいという強い思いが開発の原点にあります。

業務システム内にAIを組み込み、必須入力項目を約50%簡略化

Q. 本サービスを一言で表現すると、どのようなプロダクトになりますか?

 田中さん: 「生成AIを活用して、ふるさと納税のお礼品登録を〝かんたん〟にするサービス」です。

Q. 具体的なターゲット層について教えてください。

田中さん: ふるさと納税のお礼品として掲載可能な商品やサービスを提供していて、これから出品のためお礼品登録を行う事業者を対象としています。特にお届けしたいのは、初めてお礼品登録を行う事業者や、新たなお礼品を継続的に登録する事業者、そしてEC販売やシステム操作に慣れていない事業者の方々です。

一方で、すでに商品説明文のテンプレートやEC運用体制が整備されており、大量の商品登録を効率的に運用しているような事業者の場合は、相対的に導入効果が小さくなる可能性があります。

Q. サービスの主要な機能について教えていただけますか?

 田中さん: 大きく分けて3つの主要機能があります。

一つ目は、生成AIによる紹介文作成支援です。
お礼品の基本情報を入力するだけで、見出し説明文や詳細説明文などを自動生成します。ふるさと納税特有の表現ルールへの配慮が必要な文章作成の負担を大幅に軽減します。

二つ目は、入力項目の簡略化です。

お礼品登録時に必要な必須入力項目のうち、約50%を簡略化して入力負荷を軽減します。一般的なECサイトより項目が多いふるさと納税の登録作業を効率化します。

三つ目は、スマートフォン対応です。

スマートフォンから新規お礼品登録、申請状況確認、在庫変更などが可能です。PCを開かずとも、場所を選ばずに登録業務を行えます。

Q. 既存のAIツールや競合サービスと比較した際、最も決定的な違いは何でしょうか?

田中さん: 単なる文章生成ツールではなく、「お礼品登録業務そのものに組み込まれていること」が最大の特徴であり、差別化ポイントです。事業者は別のAIツールを開いて情報を転記する必要がなく、弊社が提供している「お礼品管理システム」の中で、登録から申請までのすべての作業を完結させることができます。

Q. 実際に機能を使う際のユーザーフローについて教えてください。

田中さん: まず最初のステップとして、お礼品の名称や容量・数量など、お礼品の基本情報を入力していただきます。次に「生成する」ボタンをクリックすると、AIが見出し説明文や詳細説明文といったお礼品紹介文を自動生成します。生成された内容を確認していただき、必要に応じて手直しなどの編集を行います。最後に内容を確定し、そのままお礼品登録申請を実施するというスムーズな流れになっています。

初回利用から効果を実感。スマホ完結で継続的な出品を後押し

Q. 導入後、現場の業務は具体的にどのように変化するのでしょうか?

田中さん: 基本情報の入力だけで紹介文を自動生成できるため、お礼品説明文をゼロから作成する負担が大幅に軽減されます。導入前後の具体的な変化は以下の通りです。

項目 導入前(Before) 導入後(After)
文章作成 お礼品説明文をゼロから手作業で作成 AIが作成を支援し、掲載ルールを意識した文章作成の負担を軽減
登録作業 入力項目が多く、登録作業に長時間を要する 必須入力項目の約50%簡略化により登録時間を大幅に削減
業務環境 PC中心でしか登録作業ができない お礼品の新規申請に係る業務がスマホで完結

Q. 実際に導入された企業で、特に効果が出ている事例があれば教えてください。

田中さん: これまでお礼品登録の経験がなく、お礼品紹介文の作成方法に悩んでいた事業者の事例があります。AIによる紹介文生成機能を活用することで、紹介文を一から考える負担を軽減できました。「初めてのお礼品登録だったが、紹介文章を考える手間が省けて助かった」という喜びの声をいただいています。また、継続利用している事業者の事例では、「最近はすべてかんたん登録で申請している」というお声をいただいており、日常的な業務の効率化にしっかりと貢献できています。

他にも、「メーカーは商品を作るのは得意ですが、文章を作るのは苦手なので自動生成は大きな解決策になる」といった評価もいただいています。実際に掲載中のツナ缶で試した方からは、水煮の特徴やあまり出回っていないオリーブオイル漬けの特徴などを的確にとらえた良い文章が生成されたと驚かれていました。

既存システムへの標準搭載により、追加費用ゼロ・即日利用を実現

Q. 既存システムとの連携機能や、導入のハードルについて教えてください。

田中さん: 本サービスは、事業者や自治体が日頃からお礼品登録や在庫管理などに使用している「お礼品管理システム」の標準機能として提供しています。お礼品管理システムは、登録の進捗状況や集荷予定、実績なども確認できるシステムです。新たなシステム連携やツールの追加導入は一切不要で、すでにお礼品管理システムをご利用いただいている事業者であれば、そのままの環境ですぐに利用を開始できます。

Q. 料金体系や契約期間はどのようになっていますか?

田中さん: お礼品管理システムの機能の一つとして提供しているため、本サービス単独での初期費用、月額費用、従量課金などは一切発生しません。また、本サービスを利用するための追加契約や最低契約期間も設けていません。

Q. サポート体制について教えてください。

田中さん: サービス利用にあたっては操作マニュアルをご用意しているほか、お問い合わせ窓口でのサポートを実施しています。

誰もが魅力的なお礼品を〝かんたん〟に発信できる環境を目指して

Q. 今後の機能追加やロードマップについて、展望をお聞かせください。

田中さん: 今後も事業者の皆様がお礼品をより簡単に登録できるサービスを目指して、継続的に改善を行っていきます。特に、EC販売やシステム操作に慣れていない事業者であっても、地域で作られた魅力的なお礼品を〝かんたん〟に掲載できる環境づくりに注力していきます。より多くの地域事業者の魅力的なお礼品を全国の寄付者へ届けられるよう、さらなるサービス向上に努めてまいります。

Q. 最後に、どのような方にこのサービスを届けたいか、検討中の読者へメッセージをお願いします。

田中さん: お礼品登録に手間を感じている事業者様、特に初めてふるさと納税へお礼品を登録する事業者様にぜひご活用いただきたいです。「お礼品説明の作成が難しい」「登録作業が大変」といった不安から、お礼品の掲載をためらっている事業者様もいらっしゃると思います。本サービスは、そうした負担を軽減し、より気軽に登録へ取り組んでいただくために開発しました。

本サービスを活用してお礼品掲載数が増えることで、寄付者に地域の魅力を届け、多くの方からの応援につながることを期待しています。今後も事業者の皆様のリアルな声を取り入れながら、より使いやすいサービスへと進化させてまいりますので、ぜひ一度お試しください。

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