AI時代の流入減をどう防ぐ?2,900社導入の「パスカル」が紐解くLLMO対策の最適解

AI検索やAIオーバービューの普及により、従来のSEO対策だけでは自社サイトへの流入が減ってしまうのではないか——そんな不安を抱えていませんか。

株式会社オロパスが提供するSEOツール「パスカル」は、2,000以上のSEO支援実績で培ったノウハウを凝縮し、導入企業数は2,900社を突破しています。プロ仕様の分析を直感的なUIで実現し、制作会社や広告代理店といった支援会社から一般事業者まで幅広く活用されています。

同プロダクトは、従来のSEO機能に加え、新たにLLMO(大規模言語モデル最適化)対策へのアプローチを強化しています。AI時代に最も重要となる「サイテーション(他サイトからの言及)」の獲得に向けて、競合とのギャップをリスト化し、具体的なアクションを明確に提示できる点が最大の特徴です。

本記事では、プロダクト開発の背景にある課題意識から、AI検索時代における効果的な対策の違い、そして実際の導入企業におけるリアルな成果測定の方法まで、同社マーケティング部署リーダーの熊谷さんに伺いました。

社内のSEOコンサルツールから発展し、2,900社が導入するプロダクトへ

Q. 「パスカル」というプロダクトの概要と、開発の背景について教えてください。

熊谷さん: 株式会社オロパスは、2015年に「パスカル」というSEOツールを世に出しました。現在2,900社様にご利用いただいていますが、元々は社内でSEOコンサルティングをするために自社開発し、使っていたツールがベースになっています。熊谷さん: 株式会社オロパスは、2015年に「パスカル」というSEOツールを世に出しました。現在2,900社様にご利用いただいていますが、元々は社内でSEOコンサルティングをするために自社開発し、使っていたツールがベースになっています。

2,000以上のSEO支援をさせていただく中で、コンサルタントとしてではなく、我々が分析に使っているツールそのものを世に出して、多くの方にSEOを活用してもらおうと考えたのが開発のきっかけです。当初はSEOの支援会社様や広告代理店様向けに、我々のノウハウをもとにした複雑な分析を簡単にできるツールとして提供を始めました。これまで1,000社以上の支援会社様にお使いいただいています。

その後、一般の事業者の方でも使いやすいように「誰でもわかるUI」へと改善を重ね、現在ではご利用いただいている方の半数以上が一般事業者の方となっています。プロ仕様でありながら圧倒的に使いやすいという点を最大の売りにしています。

Q. 熊谷さんご自身は、どのような経緯でパスカルに関わるようになったのでしょうか。

熊谷さん: 私は元々、前職で2,000本以上の記事を書いてきた人間で、SEOの実務に深く携わっていました。その中でパスカルというツールに出会い、私自身がその性能に惚れ込み、「これはすごい」と実感して株式会社オロパスに入社しました。最初は営業を担当していましたが、現在はマーケティングを行う部署でリーダーを務めており、ウェビナーなどでLLMO(大規模言語モデル最適化)に関する情報発信も行っています。

情報収集の主体がユーザーからAIへ変わるLLMO時代への危機感が開発の原点

Q. LLMOという新たな領域に対して、どのような課題意識をお持ちでしょうか。

熊谷さん: 我々のお客様は「検索エンジンで集客をしたい」という層ですが、ここ1年ほどでAIを活用した集客、すなわちLLMOに興味を持ち、対策の必要性を感じる方が増えてきました。

検索エンジンでのSEOが中心だった昨年(2025年)までは、ユーザーがリンクをたどって自分の欲しい情報を取りに行くという形で、情報収集の主人公は我々ユーザー側にありました。Googleはリンクの先を提示しているだけだったのです。しかしLLMOの時代になると、AIが直接回答を出してくれるため、ユーザー自身が情報を取捨選択するのではなく、情報収集の主人公がAIへと変わります。

ユーザーの行動は、AIに引用された情報、言及された情報、おすすめされた情報を受け取り、「AIがおすすめするなら、まずその3つを調べよう」という形に変化しています。そのため、SEO対策を行ってきたマーケターの方々も、このLLMO対策に向き合わなければならない時代になったというのが、我々が強く感じている課題意識です。

ページ単位のSEOからサイト全体の評価へ。サイテーションが最大の鍵を握る

Q. 従来のSEO対策とLLMO対策では、具体的に何が異なるのでしょうか。

熊谷さん: これまでのSEO対策は、自社のサイトを評価してもらうためにキーワードを埋め込んだり、内部構造を整えたり、外部からの被リンクを獲得したりといったことを行ってきました。しかし、これらはすべて「ページ単位」の評価、つまり「点」で見る対策だったのです。

一方、LLMOの時代になると、AIは引用元をページ単体で判断するのではなく、「世の中的にどのような評価を受けているか」というエビデンスを取りに行きます。Googleのようにリンクをクリックしてもらう立場ではなく、AI自身が情報をおすすめしなければならない立場になるため、ありとあらゆるエビデンスが非常に重要になります。

そこで求められるのが、Webサイト全体の「面」で戦っていくというアプローチです。自社が「圧倒的に使いやすい」と発信するだけでなく、世の中の多くの人がそう思っている状態を作らなければなりません。そこで特に重要になる指標が、周りからどれだけ言及されているかを示す「サイテーション」なのです。

Q. 外部からの被リンクが重要視されていた従来のSEOと、LLMOにおけるサイテーションはどのような関係にあるのでしょうか。

熊谷さん: SEOの評価構造を分かりやすく運動会に例えてお話しします。あるキーワードで1位を目指すための運動会には、「コンテンツ」「タグ」「インデックス」「ドメイン」「被リンク」という5つの種目(評価軸)があります。運動会で1位を取るためには「総合優勝」が必要です。そのため、従来のSEOでは被リンクだけ、コンテンツだけをやればいいわけではなく、これら5つを総合的に対策することが極めて重要でした。

元々SEOの文脈でもサイテーションという概念は存在していましたが、SEOではページ単位での被リンク評価の方が優先度が高かったため、サイテーションまで本格的に対策できているサイトはほとんどありませんでした。しかし、AIはサイトを面やブランドとして評価するため、LLMOの時代においては、このサイテーションの評価がSEO以上に重要になってくるのです。

競合とのギャップを可視化し、具体的なアクションを提示できるのが独自の強み

Q. LLMOの領域において、パスカルはどのようなアプローチでサイテーション獲得を支援しているのでしょうか。

熊谷さん: AIに引用されるためには、他のサイトで自社が言及(サイテーション)される状態を作ることが重要です。例えば、特定の地域で「インプラントに強い歯医者」をAIに質問した際、おすすめとして表示される歯科医院と表示されない歯科医院を比較すると、世の中で言及されているサイテーションの量に明らかな差があります。

AIに引用されるためには、おすすめの歯医者を紹介する「比較ランキングサイト」などにそもそも掲載されていなければなりません。掲載されていなければAI引用以前に、比較対象のページに入っていないという機会損失に繋がります。

パスカルでは、競合他社が引用されているのに自社が引用されていないページをリストアップすることができます。これにより、どこにアプローチして自社のサイテーションを強化すべきかという具体的なアクション先(営業先)を明確に提示できるのです。

Q. サイト構造の変更などのテクニカルな対策よりも、サイテーションの獲得が幹となる重要な対策という理解でよろしいでしょうか。

熊谷さん: おっしゃる通りです。AIの引用に影響する要素は各社が研究しており、Google自体も開発途中であるため、全貌が明らかになるのはまだ先のことだと認識しています。

しかし、SEOの5つの評価軸を見ても、小手先のコンテンツやタグの設定は1日あれば修正できる枝葉の対策です。一方で、最も時間がかかるのがドメインの育成やページを増やすといった長期的な評価であり、今回のLLMO対策におけるサイテーションも同様に、一朝一夕では獲得できないものです。

現在、世の中のツールは「AIに引用されているかのチェック」はできても、「具体的に何をすべきか」を明確に提示できていません。だからこそ、我々はまず行動に移せるサイテーション獲得のための機能を実装しました。また、いくら小手先の構造を整えても、サイト自体が信用されていなければAIには使われないため、まずは信頼されるサイトを構築することが最も重要だと考えています。

Q. 他にもLLMO対策として有効なアプローチはありますか。

熊谷さん: 枝葉の対策として、狙いたいキーワードの関連キーワードで上位表示を目指すことも重要です。例えば「BtoBマーケティング」というキーワードでAIにおすすめの会社として認識されたい場合、関連する施策、手法、コンサルティングといった周辺のキーワードでもしっかりとページを作り、対策を行う必要があります。

これを実現することで、AIに選ばれやすくなるだけでなく、従来のSEOでも上位を獲得することができます。パスカルでは、「関連ページを何ページ作るべきか」という現実的な数値まで提示することができます。必要な10ページに対して自社が何ページ作れているかを可視化することで、SEOとLLMOの両軸でより確実な対策を実行できるようになります。

直接の流入よりも指名検索を追う。AIオーバービュー引用後のリアルな成果測定

Q. 実際にパスカルを導入してLLMO対策に取り組んでいる企業の成果や、導入時のリアルな運用状況について教えてください。

熊谷さん: パスカルをSEO中心にご利用いただいているお客様の中で、ツールを活用して作成した記事が、導入して1週間でAIオーバービュー(AI Overviews)に引用されるようになったという事例があります。SEOの対策をしっかりと行っていくことが、結果としてAIオーバービューへの引用にも繋がるということが、お客様の実績として表れています。

導入して1週間でAIオーバービュー(AI Overviews)に引用されるようになったという事例
https://www.pascaljp.com/customers/case57.html

Q. AIオーバービューに表示された場合、サイトへの直接的な流入や売上にはどの程度インパクトがあるのでしょうか。

熊谷さん: ここが導入企業様がつまずきやすいポイントでもあります。結論から言うと、現在のほとんどのサイトにおいて、全体の流入数は減少傾向にあります。AIオーバービューが検索結果の上部に表示されるようになったことで、そこからリンクをクリックしてサイトを訪れる人は全体の1%にも満たない状態です。したがって、直接的な流入数や、流入からの契約数という観点で測ろうとすると、母数が減っているため成果が見えづらくなります。

AIオーバービューで情報を得たユーザーの多くは、そこにあるリンクを直接踏むのではなく、別のタブを開いてその会社名で指名検索を行ったり、口コミを調べたりする行動をとります。そのため、サイトへの直接流入ではなく、指名検索の増加や「AIに聞いて知りました」という問い合わせ経緯の増加を指標として追う必要があります。

母数自体は少なくても、AI経由で知ったユーザーは従来と比べて契約に至る確率がかなり高いという傾向があります。そのため、問い合わせ時のアンケートで「Geminiで知った」などの詳細な経緯をしっかり取得する運用を皆様に推奨し、支援しています。

属人的な経験則を排除し、すべてをロジックで解決する集客支援ツールとしての展望

Q. 今後、パスカルとしてLLMOの領域でどのような展望を描かれていますか。

熊谷さん: 私たちの根幹は、SEO対策や集客をしたいお客様を支援するという点にあり、そこはこれからも変わりません。かつてSEOが「オワコン」と言われた時代もありましたが、我々は常にお客様目線で真摯に状況を受け止め、お客様の役に立てる方向へシフトしてきました。

色々と分析してきた結果、SEO対策は「オワコン」ではなく、LLMO対策やAI対策をするために必要不可欠な対策ということが判明してきました。

現在、その軸足がLLMOやAI対策に向いているため、どこよりも早く新しい情報を研究・分析し、皆様に提供していきたいと考えています。SEOの機能を生かしつつ、LLMO対策を強化するための機能を継続的に開発し、追加していきます。GoogleやAIの技術は発展途上ですので、一つの考えに固執することなく、最新のロジックに柔軟に対応しながら進化し続けていく予定です。

Q. 最後に、パスカルの強みとして改めてお伝えしたいことはありますか。

熊谷さん: SEOの実務経験がある方ならご存知かと思いますが、SEOには絶対的な答えがないため、多くの人が属人的な経験値で語りがちです。

私がパスカルに惚れ込んだ最大の理由は、上位表示されているサイトの傾向値をすべて分析し、データを基に答えを導き出す点にあります。属人的な考えがほとんど入っておらず、すべてをロジックで解決できるのが私たちの圧倒的な強みです。

LLMOにおいてもSEOにおいても、見やすく分かりやすいUIで「何を明確にすべきか」を客観的に提示する仕組みがすでに整っています。どこにも負けない信頼性の高い分析を提供できると自負しておりますので、AI時代の集客課題を抱える企業の皆様にぜひご活用いただきたいです。

パスカル公式サイト
https://www.pascaljp.com/

パスカル無料体験はこちら
https://www.pascaljp.com/form/freetrial.html

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