AI検索からの流入をどう測る?14年のデータ実績でSEOとAEOを両輪で回す分析ツール「ブランドレーダー」

AIツールや生成AIによる検索が普及する中、自社がAI検索でどう言及されているのか実態が掴めず、具体的な対策に踏み切れない——そんな悩みを抱えていませんか?

Ahrefsが提供する「ブランドレーダー」は、ChatGPTやGoogle AI Overviewsをはじめとする主要なAI検索において、自社や競合の言及状況を詳細に可視化するAIブランドモニタリングツールです。見えにくいAI検索のプレゼンスを明確な数値として捉えることで、次世代の検索対策を強力に後押ししています。

最大の独自性は、14年間にわたる膨大なSEOデータを背景にしている点です。検索需要の裏付けがあるデータを用いたプロンプト設定や、サイトエクスプローラーと統合された一気通貫の分析を実現し、SEOとAEO(AI検索最適化)の両輪を回すことができる、安全かつ精度の高いインフラとして注目を集めています。

本記事では、プロダクトの強みや具体的な活用事例、導入企業がつまずきやすいポイントについて、同社の日本マーケティング統括を務める河原田さんに伺いました。

AI検索における自社への言及を可視化する「ブランドレーダー」

Q. 今回紹介するAIを使ったプロダクトの概要について教えていただけますか。

河原田さん: 「ブランドレーダー」は、ChatGPT、Google AI Overviews、Google AI Mode、Perplexity、Copilot、Geminiという6つの主要AI検索プラットフォーム上で、自社ブランドや製品がどれだけ言及・引用されているかを可視化するモニタリングツールです。
特長は、質問データの作り方にあります。Google検索で実際に検索されているキーワードや検索ボリュームをもとに、ユーザーが本当に知りたい質問を抽出し、AIに投げ込んでいます。実際のユーザー行動に近い質問をベースにしているため、精度の高いブランド可視性の測定が可能です。

Q. 先行する海外では、AI検索からの流入についてどのような評価が出ているのでしょうか。

河原田さん: 海外でもよく言われていることですが、AI検索からのトラフィックはユーザーのセッション率が高く、直帰率が低い傾向にあります。購買やコンバージョンに近い層に強く影響してきているとの声も多く、さらには、AI検索上でブランドが推奨されることで自社の認知度が高まり、結果的に「指名検索」の増加に接続しているケースも確認されています。

数値の可視化と文脈の分析で狙い通りの推奨を獲得する

Q. ユーザーがAI検索からのサジェスト状況を分析する際、UI/UXの面でこだわっているポイントを教えてください。

河原田さん: 最も大きな工夫は、Ahrefsの中核ダッシュボードである「サイトエクスプローラー」へのAI可視性データの統合です。ユーザーは普段のSEO分析画面から地続きで、AI上のプレゼンスを確認できるようになりました。
また、自社のブランド名を入力するだけでAIが競合を自動検出するため、初期設定の手間も最小限に抑えられています。ダッシュボード上でシェアオブボイスを直感的にグラフ化できるため、そのままスクリーンショットを撮って社内の報告資料に活用されているクライアントも多いですね。

Q. 生成AIごとに引用された「数」と、どのような文脈で引用されたかという「質」では、どちらが重要になるのでしょうか。

河原田さん: どちらも重要です。単なる「出た/出ない」の二値だけでなく、AIの回答の中で上位で言及されているのか、下位で軽く触れられただけなのか、あるいは参照リンクのみなのかといった「引用のされ方(質)」まで立体的に解析することが大切です。
そのうえで、カスタムプロンプトを活用し「このプロンプトで自社が推奨されたい」と細かく狙いを定め、数と質の両軸で継続的にモニタリングを進めることが最も効果的です。

Q. ダッシュボード上でAEOとSEOの対策状況を確認できると思いますが、これらは完全に切り分けて考えるべきでしょうか?

河原田さん: いいえ、完全に切り離すのではなく、両輪として見ていく必要があります。ブランドレーダーがサイトエクスプローラーと統合されている強みを活かせば、Google検索で流入しているキーワードや競合が獲得しているキーワードを、そのままAI検索のカスタムプロンプトとして設定できます。「ユーザーが本当に検索しているキーワード」という同じロジックで一気通貫に分析できるのが、他社にはない強みだと考えています。

「14年間のSEOデータ実績」が担保する圧倒的な精度

Q. 競合ツールに対するAhrefsならではの強みや、独自性についてお聞かせください。

河原田さん: 最近はAI検索の可視化ツールが数多く登場していますが、「そのプロンプトはどこから来たのか」が不透明なまま計測してしまうと、結果を誤って解釈してしまうリスクがあります。
Ahrefsの最大の強みは、14年間にわたってSEOデータを蓄積し、検索分析を支えてきた実績です。季節変動なども反映した「現実のユーザーニーズと乖離しない質問」をAIに投げているため、長年培った確かな正確性と信頼性を持ってデータを提供できる点が大きな優位性になっています。

導入初期の壁となる”プロンプト設定”をデータに基づき支援

Q. 実際にブランドレーダーを導入され、効果を出されている企業の事例について教えていただけますか。

河原田さん: グローバルでは製造業など多様なエンタープライズ企業に、国内でも大手メディアエージェンシーやコンサルティングファームなどで導入が進んでいます。
具体的な活用例としては、PR・広報部門での「新製品ローンチの効果測定」があります。事前にカスタムプロンプトを設定しておくことで、プレスリリース配信後に自社製品がAI検索で推奨されるようになったかを定量的に評価できます。また、ClaudeやChatGPTのMCPサーバーと接続し、AIからデータを取得し分析するケースが増えており、また、Looker StudioなどのBIツールに連携して独自のダッシュボードを構築されているケースもあります。

Q. 導入時につまずきやすいポイントや、効果的に運用するためのコツはありますか。

河原田さん: 導入前後でつまずきやすいポイントは大きく2つあります。
1つ目は、自分のアカウントで2〜3個プロンプトを試して「メンションされたからOK」と判断してしまうことです。AIは日々学習して推奨内容を変えるため、その瞬間の結果に一喜一憂するのではなく、長期的な目線で継続的にモニタリングすることが何より重要です。
2つ目は、カスタムプロンプトを「設定して終わり」にしてしまうことです。競合に負けている領域を特定し、自社が発信すべきコンテンツやマーケティング施策へと改善ループを回して初めて本当の価値が生まれます。

Q. 導入企業に対しては、どのようなサポート体制を敷いて支援されているのでしょうか。

河原田さん: Ahrefsでは、SEOやAEOに精通したプロフェッショナルな担当者が24時間365日チャットで直接対応しています。エンタープライズプランのお客様には専任担当がつき、日本市場向けにローカライズされたコンテンツを積極的に提供し、お客様のフィードバックを日々モニタリングし製品部にレポートしているため、日本のお客様にも安心してご活用いただいております。

AIエージェント連携とコンテンツ施策の自動化が描く未来

Q. 今後の展望として、ブランドレーダーをどのように発展させていきたいとお考えですか。

河原田さん: 今後の展望として注力しているのは、大きく3つの方向性です。
1つ目は、精度の高いカスタムプロンプトをより簡単に設定できるオンボーディングフローの強化です。
2つ目は、AIエージェントとの連携強化です。ブランドレーダーのデータをAIエージェント経由で引き出して分析するなど、AIの力を借りて高度な運用を簡単なステップで実行できる体験を広げていきます。
3つ目は、コンテンツ施策との自動連携です。AIが好んで引用するコンテンツのパターンを解析し、メンションを獲得するための施策を自動提案するような改善ループの構築も視野に入れています。さらに、Google AnalyticsやShopifyなど、既存の主要マーケティングツール群との連携も深めていきます。

Q. 今後のAI時代に対して、Ahrefsとしてどのような顧客価値を実現したいと考えていますか。

河原田さん: 最終的に目指しているのは、AI検索時代におけるブランドプレゼンスの全体最適を、一つのプラットフォーム上で実現できる世界です。自社サイトのコンテンツだけでなく、レビューサイトや口コミ、メディア露出といった外部の発信面まで含めて、AI検索でのブランド表現を計画的に高めていく。そんな運用が当たり前になる世界を実現したいと考えています。

Q. 最後に、AI検索対策に関心を持っている方へメッセージをお願いします。

河原田さん: AI検索の時代はすでに本格的に始まっています。ユーザーが本当に検索しているデータ・検索意図を土台に、AI検索でのメンションや引用状況を継続的に測定し、AI検索対策を改善していくことが重要です。Ahrefsは14年蓄積した検索データとAI検索可視化を結びつけ、データドリブンなブランド戦略を強力にサポートします。SEOとAEOを一貫して分析できるツールとして、ぜひご活用いただければと思います。

ブランドが「どこで・どう語られているか」を可視化する

Ahrefsの「ブランドレーダー」は、自社や競合ブランドがウェブ上やAI検索(ChatGPT、AI モード、Google AI Overviews等)でどのように言及されているかを追跡できる機能です。リンク無しのブランドメンション、業界内でのシェア・オブ・ボイス、 AI検索結果における露出状況を一画面で把握でき、PR効果測定や評判モニタリング、AI時代のブランド可視性(AEO/LLMO)対策に活用できます。

▼ブランドレーダーの詳細はこちら

https://ahrefs.com/ja/brand-radar

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