作業時間を80%削減。月額980円からあらゆるシステムと連携できるAI請求書管理

経理業務を効率化したいが、自社の複雑な承認フローや既存の会計システムに合うツールが見つからず、導入に踏み切れない——そんな悩みを抱えていませんか?

株式会社invoxが提供する「invox受取請求書」などの業務効率化サービスは、国内有数の総合電機メーカーや大手鉄道グループといった大手企業から個人事業主まで幅広く導入されており、請求書処理の作業時間を80%、コストを50%削減するという大きな成果を出しています。

同サービスの最大の特徴は、AIと人の目による確認を都度選べる「ハイブリッドデータ化」と、あらゆる会計システムや請求書のレイアウトに対応する柔軟性、 月額980円から利用できる手軽さにあります。

本記事では、プロダクト開発の背景にある社会課題への思い、他社ツールとの決定的な違い、導入企業を手厚く伴走するサポート体制と、毎月のアップデートを通じてAIとともに進化し続けるサービスづくりについて、同社広報の坂元さんに伺いました。

“働き手不足の解消”と”子どもの未来”を結ぶ、経理業務向けSaaS開発の背景

Q. まず、貴社の事業内容と、プロダクト開発の背景にある課題意識について教えてください。

坂元さん: 弊社は「事業を通じて子どもたちが生きる未来を明るくする」というミッションを掲げ、主に経理担当者に向けた業務効率化のSaaSを提供しています。

少子高齢化が進み働き手が減少する社会において、少ない人数で経済成長を維持するためには生産性の向上が不可欠です。創業代表の横井がもともとERPなど会計周りのシステムエンジニアとして培ってきた強みを活かし、まずは得意領域である経理業務の効率化から事業をスタートしました。

しかし、請求書業務の効率化だけでは「子どもたちの未来を明るくする」というミッションに直接結びつきにくい部分があります。そこで、「One by Oneインボイス」という取り組みを開始し、請求書1件の処理につき1円を、子どもの支援や子ども食堂を運営するNPO法人様などへ寄付しています。間接的ではありますが、事業拡大が確実に子どもたちの支援につながる仕組みを構築しています。

現在ではサービスラインナップも拡充し、以下の6つのサービスを提供しています。

  • invox受取請求書
  • invox発行請求書
  • invox経費精算
  • invox電子帳簿保存
  • invoxコスト分析
  • invox炭素会計

その中でも「invox炭素会計」は、他の経理向けSaaSとは少し毛色が異なるサービスでして、「invox受取請求書」に蓄積された請求データや会計データをもとにCO2排出量を自動で算定・可視化するクラウド型炭素会計システム です。CO2排出量の公表やサステナビリティ情報開示への対応は、現在さまざまな企業で関心が高まっているテーマです。 2027年3月期からプライム市場の企業などでCO2排出量の公表が義務化されることを受け、今後はサプライチェーン上の取引先にも、排出量の把握や情報提供が求められる場面が増えていくと考えています。 事業者が脱炭素経営に取り組むお手伝いができれば、子どもたちが生きる未来により良い地球を残すことに直結するため、弊社のミッションに非常に親和性の高い事業だと考えています。

「AIと人のハイブリッド」経理担当者に寄り添うUI/UXの設計思想

Q. 「invox受取請求書」のUI/UX設計で工夫されている点や、開発で特に力を入れたポイントを教えてください。

坂元さん: 全サービスに共通して、直感的に使えることを何よりも重視しています。機能を増やすと操作が複雑になりがちですが、私が入社してからの5年間、裏側の機能設定は増えてもメニュー構成はほとんど変わっていません。

特にこだわっているのが、経理担当者の既存の業務フローに寄り添った画面仕様です。システムを導入していない現場では、経理の方が請求書の「取引先」や「振込先」を目視で確認し、Excelなどに手入力しています。そのため、実際の請求書PDFとデータ化された情報を左右に並べ、見比べながらチェックできる画面構成を採用しました。この「左右で見やすい」という点は、ご利用中のお客様からも大変好評です。

また、請求書のデータ化にあたっては、AIのみに依存せず、オペレーターによる確認を組み合わせたハイブリッドな方式を採用しています。PDFをアップロードする際、その都度「急ぎのためAIでスピード優先」「急ぎではないためオペレーター確認で精度優先」といったように、業務状況に合わせて柔軟に選択できる仕様にしています。

あらゆるシステムと連携、月額980円から始められる強み

Q. 類似する他社サービスと比較して、独自の強みや違いはどのような点にありますか。

坂元さん: 大きな違いの一つは、「AIと人によるデータ化を都度選べる」点です。他社サービスでは「AIのみ」または「人がすべて入力する」と機能が固定化されていることが多いですが、弊社はハイブリッドでどちらにも対応できる点が強みです。

また、あらゆるシステムと連携できる設計思想も特徴です。お客様は最終的に、お使いの会計システムへ勘定科目などが入った仕訳データを連携したいと考えます。しかし、利用しているシステムや仕様は企業ごとに全く異なります。ここで情報を固定化してしまうと個別のカスタマイズが必要になりますが、私たちは基本機能として、パッケージの会計ソフトに対応しているほか、どのようなシステムとも柔軟に連携できるように設計し、個別のカスタマイズにも対応しています。

月額980円からご利用いただける費用感も決定的な違いです。個人事業主の方から大手企業まで、多くの方に手に取っていただけるように導入のコスト面のハードルをなるべく低く設定しています。実際に製造業を中心に幅広い業種で導入されており、国内有数の総合電機メーカー様や大手鉄道グループ様のような大企業でも活用されています。大規模なグループ企業様の場合、バックオフィスを専門に担う企業に導入いただき、そこから他のグループ会社へ一斉展開していただくケースも多いです。

導入初期の”ワークフロー設定やシステム連携の壁”を無償の有人サポートで伴走

Q. 導入時に独自の運用フローの構築などでつまずく企業に対する支援体制について教えてください。

坂元さん: 弊社では営業担当とカスタマーサクセスを分けず、ご案内から導入後の支援までを一気通貫で担当しています。導入前には期間の縛りがない無料トライアルをご用意し、実際の業務を想定して全機能をお試しいただけます。

導入後につまずきやすいポイントとしては、ワークフローの設定と他システムとの連携が挙げられます。例えば、「請求書の内容によって回覧ルートを変えたい」「通常4人の承認フローを特定の場合だけ5〜6人に増やしたい」といった複雑な運用ルールのシステムへの落とし込みで悩まれる方は多いです。また、独自開発の社内システムと仕訳データを連携させる際のアウトプット設計も、専任のIT担当者が不在で経理担当者が一人で主導されている場合、システム連携に関する知見が少なく壁にぶつかりやすくなります。

そうした課題に対して、手厚いサポート体制をご用意しています。トライアル中からご利用いただける有人チャットサポートは、数時間以内に必ず人が返信するためお客様から高い満足度を得ています。さらに、チャットでの解決が難しい場合は、期間や回数の制限なく無償でウェブ会議(Zoomなど)を実施しています。「会社の規模が拡大したため運用を見直したい」といった導入数年後のご相談に対しても、画面を共有しながら一緒に設定を行っています。

運用が非常に複雑な企業様向けには、マスター設定の代行や現状(As-Is)から理想の姿(To-Be)への運用フロー設計をご支援する有償の「導入サポートパック」もご用意していますが、基本的には無償のチャットやウェブ会議で課題を解決できる体制を整えています。

取り込みから支払業務まで一気通貫、作業時間80%・コスト50%削減の実績

Q. 実際の業務フローでどのように組み込まれていくのか、また導入による定量的な成果について教えてください。

坂元さん: 実際の業務は、大きく以下の4つのステップで完結します。

1. アップロード 手動でのPDFアップロードのほか、最新のAIエージェント機能により、メール添付ファイルやURLからの自動取り込みも可能
2. データ化 取り込み時に「AIによるスピード優先」か「オペレーターによる精度優先」を選択し、自動でデータ化を開始
3. 確認・回覧 左右に見比べられる画面でデータ化内容を確認し、必要に応じて社内のワークフローで回覧・承認
4. 連携・支払 会計システムへの仕訳データ連携、オンラインバンクや法人振込への支払データ連携を行い、振込実行ボタンを押して完了

 

導入効果については、大規模自治体とのDX推進実証実験において高い成果が実証されています。請求書の開封やスキャン、ワークフローへの申請(金額や申請理由の入力)といった手作業が自動化されるため、作業時間は80%削減され、ツールの利用料を含めたトータルコストでも50%の削減を実現しました。

導入にかかる期間はお客様の規模や巻き込む人数によって異なりますが、早い企業様であれば2〜3週間で導入が完了し、遅くとも3ヶ月程度で社内に定着して削減効果が現れ始めます。

生成AIの恩恵を自然に業務へ。バックオフィス全体を省力化する今後の展望

Q. 今後の展望と、導入を検討している企業の担当者様へメッセージをお願いします。

坂元さん: 今後最も注力していくのは、AIエージェント機能のアップデートです。invoxでは毎月のアップデートを通じて、「読み取り」「取り込み」「ファイル変換」といった各種AIエージェント機能を定期的にリリースし、お客様の業務に寄り添いながらサービスを進化させています。

これからは、これらのAI機能を弊社の他サービスへ組み込んでいくほか、社内規定や運用ルールに沿ってAIが申請内容を自動レビューする機能の開発も検討しています。最終的には、請求書業務にとどまらず、バックオフィス業務全体における反復作業や、企業ごとに異なる個別業務をAIエージェントによって徹底的に省力化していきたいと考えています。

私たちは、AIという技術や業務効率化の恩恵を、一部の企業や人材だけが独占するようなサービスにはしたくありません。日々の経理業務の中で自然に使えて、気づいたら手作業が減っている。そういった形でAIを届けていきたいのです。

創業当初から価格を抑え、誰もが気軽にご利用いただけるソリューションを提供することを心がけてきました。AI機能についても、できる限り追加料金なしでご提供しています。多くの方々が業務効率化や最新の生成AIの恩恵を身近に受けられる環境を作ることは、社会全体の生産性向上にもつながります。invoxはこれからも毎月のアップデートを重ねながら、AIとともに進化し続けるサービスとして、お客様のバックオフィス業務を支え続けていきます。

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